水のコラム
お風呂場のカビを除去する方法と予防のポイントを紹介
お風呂場に生えるカビの種類
お風呂場でよく見かけるカビには、黒カビと赤カビがあります。黒カビはお風呂場の壁や床、パッキンなどに発生しやすく、擦ってもなかなか落ちないのが特徴です。お風呂場に黒カビが生えると見た目が悪くなるだけでなく、悪臭やアレルギーの原因にもなるため、放置せず素早く掃除することをおすすめします。
もう一つの赤カビはピンクぬめりとも呼ばれ、実際にはカビではありません。人の皮脂や水分を栄養源にして繁殖していく菌のことで、放置しておくと黒カビの原因になるため、見つけたらすぐに除去したほうがよいでしょう。赤カビはお風呂用洗剤とスポンジを使えば簡単に落とせます。
お風呂場にカビが生えやすい原因は?
お風呂場は家のなかでも特にカビが生えやすい場所です。その理由は、カビが好む環境が整っていることにあります。そもそも、カビの正体は「真菌」と呼ばれる微生物の一種で、最初は小さな種のような「胞子」の状態です。胞子は発芽してどんどん枝分かれしていき、新たな胞子をばらまくことで増殖していきます。
カビが活発に増殖するためには、「温度」「水分」「栄養」の3つの条件が必要です。お湯を使うお風呂場は高温になりやすく、カビの栄養になる石鹸カスや皮脂などがたくさんあります。そのため、小まめに掃除していないとあっという間にカビが広がってしまうのです。
頑固なカビを除去する方法
お風呂場の黒カビを除去するには、市販のカビ取り剤を使うのがもっとも効果的です。カビ取り剤を使用する際はマスクとゴム手袋を着用し、換気しながらおこなってください。
まずは、カビ取り剤が薄まって効果が弱まらないように、浴室内の水気をタオルで拭き取りましょう。黒カビ部分にカビ取り剤を吹きかけ、15~30分ほど放置してからシャワーで洗い流します。
この方法で取りきれないカビには、カビ取り剤を吹きかけた上からラップでパックし、1時間以上放置してみるとよいでしょう。頑固な黒カビにもカビ取り剤がしっかり浸透し、落ちやすくなります。特に、ゴムパッキン部分のカビは落ちにくいため、何度か繰り返しカビ取り剤のパックを試してみるとよいでしょう。
・できて間もないカビは重曹で除去できる
発生してから時間が経っている頑固なカビには効果が期待できませんが、できて間もないカビなら重曹を使って除去することが可能です。重曹1カップに対して100mlの水を加えたものを練り、重曹ペーストを作ります。重曹ペーストをカビ部分に塗り、使い古した歯ブラシで擦り落としてください。
・重曹+酸素系漂白剤や塩素系漂白剤+片栗粉もおすすめ
しつこい黒カビには、重曹に酸素系漂白剤を混ぜてペースト状にしたものをカビの発生している部分に塗って、5分ほど放置してから洗い流してみましょう。また、液体の塩素系漂白剤を使用するなら、片栗粉を混ぜてペースト状にすれば、カビに密着しやすくなります。どちらの方法も必ずゴム手袋を着用して、換気をしながら作業してください。
お風呂場のカビを予防するには?
お風呂場にカビが生えてしまうと除去するのが大変なため、できるだけカビが生えないように普段から予防することが大切です。予防のポイントやおすすめのアイテムをご紹介しましょう。
・入浴後は高温のシャワーをかけて水気を拭き取る
入浴が済んだ後は、50℃以上に設定したシャワーを浴室内にかけてください。カビは50℃以上の温度で死滅します。また、水気が残っているとカビが繁殖しやすくなるため、タオルで水分を拭き取りましょう。タオルで拭き取ることで水垢やぬめりの予防にもつながります。
・掃除しやすいようにものを少なくする
シャンプーなどのボトル類の底や、ボトル類を置いてある棚は、特にピンクぬめりや黒カビが発生しやすい場所です。毎回のお風呂掃除ですみずみまで掃除しやすいように、浴室内にはできるだけものを置かないようにしましょう。ものが多いと、避けながら掃除をするのが面倒になり、簡単な掃除で済ませてしまいがちです。
・防カビ剤を活用する
毎日すみずみまでお風呂掃除をして水気を拭き取るのが難しい人には、市販の防カビアイテムを活用する方法がおすすめです。水を入れて浴室内に置くだけの燻煙タイプや、気になる部分に吹きかけるスプレータイプ、排水口に置くタイプ、天井に貼るタイプなど、さまざまなものがあります。使いやすそうなタイプを選ぶとよいでしょう。
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