水のコラム
お風呂のドアの掃除方法には意外なポイントが?清潔をキープするためには
毎日使用するお風呂場ですが、浴槽や排水口は頻繁に掃除していても、ドアまでしっかり掃除している人は少ないのではないでしょうか。
お風呂場のドアはカビが発生しやすく、一度汚れてしまうと落とすのが大変です。
そこで今回は、今回はお風呂のドアに発生するさまざまな汚れとその原因、そしてそれぞれの掃除方法をご紹介します。
なぜお風呂のドアは汚れてしまうのか?パーツごとの原因を解説
まずなぜお風呂のドアは汚れてしまうのでしょうか。ここではドアの細かい場所を5つに分けてご紹介します。
■浴室側のガラスやアクリル板
浴室側のガラス・アクリル板に付着した白い汚れは水垢や石鹸カス、皮脂汚れ、黒い汚れはカビです。
浴室は湿気がこもりやすい場所のため、ドアの内側のガラスやアクリル板は雑菌が繁殖しやすい環境になっています。すりガラスになっている場合には汚れが目立ちにくく、長期間放置されていることも珍しくありません。
一見汚れているように見えなくても雑菌が繁殖しやすい環境ですので、注意して確認しましょう。
■パッキン
お風呂の水が外に出ないように防いでいるのがパッキンです。このパッキンをよく見ると黒いぽつぽつとしたカビが確認できます。
浴室という湿気がこもりやすく、カビの繁殖には打ってつけのため、パッキンはすぐに汚れてしまいます。
■ドアの下枠やレール部分
ドアと床の隙間に白や茶色のカリカリになった汚れが溜まっているのを気になったことはありませんか。
この固まった汚れは、水垢とホコリが混ざってできたものです。
■通気口・換気口・ガラリ部
通気口・換気口・ガラリ部は空気の通り道です。
そのため非常にホコリが溜まりやすい場所です。浴室なのでホコリが舞うイメージはないかもしれません。
しかし、日常的に浴室乾燥をしているような場合にはとくにホコリが溜まりやすくなっています。
■ドア枠や取っ手
ドア枠や取っ手の細かい隙間には、カビや水垢汚れが溜まりやすい場所になっています。
掃除では忘れがちかもしれませんが、しっかりと掃除する必要がある場所です。
お風呂のドアの掃除方法
では、先述の5つの場所はどのように掃除をすればよいかそれぞれ解説します。
■浴室内側のガラスやアクリル板の掃除方法
すりガラスはドアの表面に細かい凹凸があります。
この凹凸部分に汚れが溜まりやすくなっています。凹凸内に水垢と一緒にたまってしまった汚れに関しては、無機系に効果を発揮する酸性洗剤やクエン酸で落とすことが可能です。
手順としては、まずスプレーボトルに水200mlを入れ、クエン酸小さじ1を溶かしたクエン酸スプレーを作ります。そのクエン酸スプレーをアクリル板に吹きかけましょう。
水垢にクエン酸をしっかりと沁み込ませるために約30分~1時間放置してください。
浸透したらスポンジやブラシなどでこすり洗いして、水で流して終了です。
■パッキン
パッキンの汚れは黒カビですから、カビに有効なアルカリ性洗剤を使って掃除しましょう。
強アルカリ洗剤を使用することに抵抗のある方は、過炭酸ナトリウムを使用するとよいでしょう。
最初にぬるま湯500mlに過炭酸ナトリウムを5グラム溶かして水溶液を作ってください。作った水溶液をパッキンに塗ったら、流れたり乾いたりしないようラップで覆いカビに密着させます。
15分程度放置した後スポンジやブラシでこすり、水で流して終了です。
■ドアの下枠やレール部分
この汚れは水垢とホコリの混ざったもので、酸性洗剤の使用がおすすめです。
最初に汚れに洗剤を浸透させるためにキッチンペーパーなどをかぶせてクエン酸スプレーを噴射してください。さらにその上から蒸発防止のためにラップで覆って、30分~1時間放置させましょう。最後にブラシや古布でこすり落とせば終了です。
■通気口・換気口・ガラリ部
ホコリが完全に乾いている状態であれば掃除機で吸引してきれいにできます。
しかし、ホコリが湿っている場合には古歯ブラシや割りばしに布を巻いたものでふき取るようにして掃除してください。
■ドア枠や取っ手
この部分はお風呂用の中性洗剤を使用してきれいにできます。
使い古しの歯ブラシや爪楊枝で隙間の汚れを掻き出してみてください。これでうまく取れない場合にはクエン酸スプレーを吹きかけてから、こすり洗いを試してみるとよいでしょう。
お風呂のドアの汚れを溜めないためには
ここまででドアの汚れの種類別に原因と掃除方法をご紹介してきました。しかし、体をきれいにするはずの場所に汚れが溜まるのは不快ですよね。
さらに、汚れを落とす掃除も洗剤などを使うため大変です。全体をきれいにしようとすると以外にも時間がかかってしまい、面倒な作業になってしまいます。
汚れが溜まって面倒な掃除をしないためには。お風呂のドアは月1回を目安に軽く掃除するとよいでしょう。入浴のついでにレールだけさっと拭くだけでもだいぶ変わります。
ホコリがないだけでも汚れが溜まりにくく、換気口も清潔を保てます。忘れがちですがお風呂のドアも定期的に掃除する習慣がつけられるとよいですね。
通気口の掃除は清潔さのポイント
最後に通気口の掃除が重要であるということを解説します。
さまざまな場所別に汚れとその掃除方法をご紹介してきました。その中で多かった汚れの原因がカビと、ホコリによるものでした。
このホコリによる汚れについては、ホコリが発生しなければ汚れを防止できます。実際にホコリが発生しているかどうかが目に見えて確認できるのは通気口・換気口・ガラリ部のみです。
そのため定期的に通気口・換気口・ガラリ部を確認することで、ホコリがどのくらい舞っているかを確認できます。ここにホコリが溜まっていなければ、水垢とホコリが混ざってできたカリカリの汚れも発生しにくいかもしれません。
逆にいえば、ホコリが溜まっているとこれらの汚れが発生しやすいということになります。汚れの前兆をつかむという意味でも、定期的に通気口の汚れ具合を確認することをおすすめします。そして、ホコリが溜まっていたら、早めに掃除をしましょう。
まとめ
今回はお風呂のドアの汚れの種類、発生原因、それぞれの掃除方法、そして通気口の状態を確認することが重要だということをご紹介しました。
お風呂のドアの汚れはそれぞれ原因が異なります。そのためそれぞれの汚れに適切な方法で掃除することが重要です。しかし、汚れがひどくなってしまうと掃除が非常に面倒になってしまいます。それを防ぐためにも日常的にお風呂のドアの掃除を心がけましょう。
具体的には月1回程度の頻度で行うとよいでしょう。また、ホコリの発生が目で確認できる通気口を確認することで、汚れ発生の前兆を見ることもできます。今回の内容を参考に、浴室を清潔に保ってみてくださいね。