水のコラム

シャワーから水漏れする原因と解消方法を詳しく解説!

2023年04月20日  お風呂

自宅の水道関連で水漏れが起きやすいのは、台所、トイレ風呂場といった場所があげられます。中でもシャワーのある風呂場は、夏季に頻繁に使用する場所です。

そこで今回は、シャワーから水漏れする原因と解消方法をくわしく解説します。

風呂の水漏れ箇所とその原因

風呂だけでなく、シャワーや給湯器、もしくは換気扇など、水漏れが発生する場所はさまざまです。

同じシャワーでもヘッド部分やホース部分、水栓があります。以下、各所の水漏れ原因を探っていきます。

シャワーのヘッド部分
カランを閉めても水が漏れるときは、ヘッド内に残った水が漏れている場合があるかもしれません。通常は水の表面張力によって中の水が漏れることを防げますが、一旦水を抜いてしまうと内側に空気が入りこみ、残った水がシャワーヘッドの穴まで達し、水が漏れるようになります。

これは仕組み上、起こることで問題ありません。その他、長期間の使用によるシャワー水栓内部のバルブ箇所の破損、あるいは問題が起こっている場合があるかもしれません。

また、ホース部分と接続している箇所から水漏れしているときは、つなぎ目のパッキンやヘッド本体の故障、もしくはトラブルかもしれません。

シャワーのホース部分
水漏れ原因は主に長期間の使用による老朽化です。経年の老朽化を無視しているとホース箇所に日々が入り裂けたり、穴が開いたりしてしまいます。

シャワーヘッドとのつなぎ目の錆が重症で分解できない場合もあり、そのケースはシャワーヘッドのついたホースの取り替えで対処するケースもあります。

シャワー水栓本体
シャワーの水栓は、水道水と給湯器のお湯をそれぞれの水量を調節して混ぜ合わせ、温度の調節ができる混合水栓です。水漏れが生じやすいところはハンドル周辺、シャワーとカランの切り替え弁周り、水を出す給水栓の3箇所が考えられます。

ハンドル周辺から漏れるケースは、内側パッキンの経年による老朽化が原因です。切り替え弁周辺なら内部のバルブ箇所のトラブルや破損によって水漏れが発生します。

給水栓の水漏れについては、水栓本体の開閉バルブのトラブルの可能性が高いです。

風呂
風呂から水漏れが生じるときは風呂の老朽化による亀裂、排水口のゴム栓の老朽化・破損かもしれません。また、給湯器の排水口が老朽化することで、風呂から水漏れしているように見える場合もあります。

給湯器
給湯器の水漏れは給排水用ホースの破損、内部パーツの老朽化、つなぎ目の緩みにより起こります。また、水の圧力を抑制する安全弁の問題かもしれません。

風呂の亀裂により給湯器から水漏れする場合もあります。給湯器は風呂設置型と屋外設置型があり、風呂設置型はカランや風呂とつながっているので、水漏れを起こしやすくなります。

換気扇
水道ではないですが、蒸気や外気の関係で湿りやすく、パーツの錆により老朽化が起こります。換気扇内に水滴が溜まることで錆と混ざった赤茶色の水が漏れる場合があります。

パッキン取り替えと応急処置は自分で可能

細かなパーツを取り替えるような修理は自分でやろうとしてもスムーズにできず、水道修理の専門業者に依頼する場合がほとんどです。くわしい知識がなくてもおこなえるパッキン取り替えと応急処置について解説します。

水漏れの原因の特定
シャワーのヘッド部分の水漏れは、原因がどこなのかを見つける必要があるでしょう。シャワーのヘッド面を上向きにして、水の滴りが直る場合、残った水が原因です。

残った水は問題がなくても幾分は漏れてくるのでトラブルではありません。シャワーのヘッド面を上向きにしても水が滴るときは本体のバルブ箇所の問題かもしれません。

シャワーヘッドの設置箇所やホース部分とシャワー水栓の設置箇所からの水漏れならパッキンが原因です。

パッキンの取り替え
準備するのは新品パッキンとマイナスドライバーのみです。シャワーヘッドの設置部分、次にホース箇所とシャワー水栓の設置部分の取り替えを順におこないます。

・マイナスドライバー使ってシャワー水栓の止水栓を閉める。場所がみつからなければ、大元の止水栓を閉める
・シャワーのヘッド部分とホースのつなぎ目を手で押さえて、シャワーヘッド本体を回転させて外す
・内部のパッキンを取り替える
・元の状態に戻す

同じやり方でホース箇所とシャワー水栓とのつなぎ目のパッキンを取り替え、元通りにします。最後に止水栓を開き、水漏れしないことを確かめます。

応急処置
水栓本体内側のバルブが原因のとき、根本的に解消するには水栓本体を分解して、バルブ箇所か水栓自体を取り替える必要があります。ただ、どちらの取り替えが必要なのか判断するのは難しいです。

また、バルブを取り替えた後に他のところが原因と分かるケースもあるので、一時水漏れを防止する防水用テープを使用した応急処置がおすすめです。

準備するのはプラス・マイナスのドライバー、防水用テープです。

手順は以下の通りです。

・パッキン取り替えと同じくあらかじめマイナスドライバー使ってシャワー水栓の止水栓、あるいは大元の止水栓を閉める
・バルブを固定するネジをプラスドライバーでゆるめる
・バルブの取っ手部分を外す
・凹んだ溝のあるパーツにドライバーを差し込み、他方のドライバーの柄のところで叩いてゆるめ、素手で取り外す
・バルブの先端部分の少し下部に防水用テープを2~3回巻きつける
・凹んだ溝のあるパーツの周囲も2~3回巻く
・取り外したパーツを元に戻す

組み立て直しが完了すれば、最後に止水栓を開き、水漏れしないことを確かめます。

自己修理のポイント
水漏れが発生したパーツがメーカーの保証期間内だと、メーカーに問い合わせて取り寄せることが可能です。シャワーヘッドの耐用年数は5年程度で、シャワー水栓は10年程度が目安です。

耐用年数をすぎていれば経年の老朽化により、さまざまな問題が起こることが考えられます。パッキン取り替えは割とスムーズにできますが、修理した後も解消しないときは原因が別にあるかもしれません。

バルブ箇所の応急処置も時間が経過すると防水用テープが破損し、また水漏れします。できるだけ早急に専門業者に依頼し、バルブ箇所か水栓自体の取り替えを依頼するようにしましょう。

業者の修理をおすすめするとき

以上の場合の他、シャワーヘッドやホース部分の取り替えは自分でも可能です。シャワーヘッドは大きさが適したものを選ぶようにして、節水システムや塩素除去システム付き機種など予算に考えて選びましょう。

シャワーホースは固定するフックの大きさに合わせます。その他、専門業者に依頼した方がいい場合もあります。

シャワー水栓本体
一時水漏れを止める応急処置は自分でも可能ですが、バルブ箇所の修理は水栓本体を分解する作業が必要となります。ある程度の修理知識とテクニックが必要で、分解の途中でパーツをなくす、元に戻せないといった場合も考えられるので、修理の専門業者に依頼した方が安心できるでしょう。

風呂・給湯器・換気扇
風呂の亀裂や給湯器内の問題を自己修理しようとするとアクシデントにつながる場合もあり、危険です。換気扇についても経年の老朽化による症状であれば、専門業者に依頼した方がすばやく解消できるでしょう。

水漏れ修理費用の相場

専門業者に依頼するときの水漏れ修理の料金相場を紹介します。

お風呂トラブルの料金・時間の目安です。

例えば、シャワー水栓・シャワー箇所の取り替えをした場合、所要時間30分の作業で1万6,500円(税込)です。パーツ代金と廃棄代金が必要な場合は、別に追加料金がかかることもあります。

また、風呂シャワー付き水栓ホース部分の取り替え作業をした場合だと、8,800円(税込)です。

まとめ

本記事では、シャワーから水漏れする原因と解消方法を詳しく解説してきました。シャワーは毎日使うものなので、水漏れが直らないと非常に不便です。

記事内のパッキンの取り替え方法や応急処置の仕方も参考にしながら対処してみてください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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