水のコラム

お風呂の水が流れない時 まず試したい5つの対処法

2023年07月23日  お風呂のトラブル

バスタブの中や、洗い場の排水口は、髪の毛やシャンプー、せっけんカス、皮脂汚れがたまりやすい場所です。
毎日少しずつたまった汚れが、やがて排水口の詰まりを引き起こす原因となります。

この記事では、お風呂場の排水口の水がなかなか流れていかない時に、自分でも簡単にできる詰まり解消方法を5つご紹介します。

お風呂の水が流れない時、まず試したい簡単なつまり解消方法

ここでは、自分でできるお風呂の排水口詰まり解消法を5つご紹介します。

ラバーカップを使ってみる

トイレが詰まった時に、ラバーカップを使った経験のある人も多いと思いますが、実はラバーカップはお風呂の排水口詰まりにも効果的です。
ラバーカップはホームセンターでも販売しており手軽に購入できるので、トイレ用とは別に、もう1つ常備しておくと便利です。

ラバーカップにはカップの部分のサイズや形の違うものが販売されているので、排水口に合わせた大きさや形のものを用意するのがおすすめです。
作業開始の前に、どこが詰まっているのか確認してください。

◆ラバーカップの使い方

基本的な使い方はトイレの詰まりを取る時と同じです。
排水口を覆うようにラバーカップを置き、ゆっくりと押しこんだら、一気に引き上げます。
1回でつまりが解消されなければ、ゆっくり押し込んで一気に引く、同じ作業を数回繰り返します。
ラバーカップを使う時のポイントは、ゆっくり押し込んで、一気に引き上げることです。

また、ユニットバスには排水口が、洗い場とバスタブの中の2カ所にあり、2つの排水口は下でつながっています。
ラバーカップを洗い場の排水口で使う時は、バスタブの中の排水口をふさいでおかないとつながっていることで、空気が抜けていってしまいます。
洗い場の排水口でラバーカップを使う時は、バスタブの中の排水口に栓をすることを忘れずに作業してください。

真空式クリーナーを使ってみる

ラバーカップと同じ仕組みで詰まりを解消するのが、真空式パイプクリーナーです。
仕組みはラバーカップと同じですが、ラバーカップよりも強力です。
真空式パイプクリーナーもホームセンターやネットショップで販売されています。

1,000円~数千円と、気軽に手に入れられる金額なので、1つ持っておくと便利ですよ。
使い方も簡単です。
真空式パイプクリーナーのハンドルを押し込んだ状態のまま、排水口を覆うように押し付けます。
カップを押し付けたまま、ハンドルを勢いよく引きます。

つまりが解消されるまで、ハンドルを押して引く作業を繰り返します。
真空式パイプクリーナーを使う時のポイントは、ゆっくり押して、素早く勢いよく引くことです。
ラバーカップに比べて吸引力が強く、操作が簡単なのでおすすめですが、
固形物が原因で排水口が詰まっている場合は、圧力で排水管を傷めてしまう恐れがあります。

あきらかに固形物を流したとわかっている場合や、逆に原因がはっきりしない場合は真空式パイプクリーナーを使わないようにしてください。

重曹と酢(クエン酸)を使ってみる

重曹と酢(クエン酸)を使った洗浄方法は、洗剤に比べて環境にやさしいため、ナチュラル志向の人に人気がある方法です。
重曹2に対して、酢(クエン酸)1の割合で準備します。

1.重曹を排水口に振りかけます。
2.次に酢を少しずつかけていきます。
酢をかけると、すぐに発泡しはじめます。
3.発泡しはじめたら、そのまま30分~1時間ほど放置。
4.シャワーのお湯で流して完了です。

アルカリ性の重曹と、酸性の酢(クエン酸)の相乗効果で汚れを溶かすことができます。
ニオイやヌメリもキレイに落とせるうえ、環境にもやさしいので普段のお風呂掃除にもおすすめの方法です。

ワイヤーブラシを使ってみる

ワイヤーブラシは、ワイヤーの先にブラシがついているアイテムで、パイプの清掃グッズとしてホームセンターなどで販売されています。
排水口から先端のブラシを挿入し、ゆっくりと進め、回転させたりしながらパイプの内側の汚れをこすって取ります。

複雑にカーブしている排水管内部の清掃だけでなく、排水管の途中に引っかかっている物も取り除くことができるので、とても便利です。
ただし、詰まりの原因が固形物の場合は、ワイヤーブラシを使うことでさらに奥へと押し込んでしまい、詰まりが悪化することがあるので注意が必要です。

市販の液体パイプクリーナーを使ってみる

流れは悪いけれど、とりあえず水は流れていくという程度の軽い詰まりであれば、市販の液体パイプクリーナーを使うのも効果的です。
水酸化ナトリウムはタンパク質を溶かしてくれるので、髪の毛の詰まりに効果的です。
お風呂場の排水口詰まりには、水酸化ナトリウムが含まれているパイプクリーナーを使うのがおすすめです。

液体パイプクリーナーを排水口に流し込んで、一定時間放置。
その後は水で流すだけなので、簡単にできる方法です。
薬剤なので、使用法や分量を守って使ってください。

自分で試せるお風呂場の排水口詰まりの解消方法をご紹介しました。
また、ポップアップ式の栓がついているバスタブで、バスタブの水が流れていくのに時間がかかるという時、
排水栓に髪の毛やゴミが詰まっていることが原因の場合もあります。

排水栓の外し方は、バスタブのメーカーによって違いますので、取り扱い説明書や公式ページなどで確認のうえ、排水栓の清掃をしてください。

自分で詰まりを解消できなかった場合

自分でできる対処方法をためしてみたけれど、詰まりが取れない場合や、固形物が詰まってしまった場合はプロに依頼することを検討してください。

詰まりを放置すると、悪臭の発生や、水漏れが発生するなど、大きなトラブルを起こしかねません。
早めに対処することが大切です。
とはいえ、業者に依頼するとなると、やはり費用が気になるところです。

ここで、風呂場の排水口が詰まった時、業者に依頼した場合の費用の相場をご紹介します。
詰まりの程度や作業内容によっても料金は異なりますが、一般的に5,000~50,000円前後が目安ですが、高圧洗浄機を使用する場合は高額になることもあるので注意してください。
また、高圧洗浄機やドレンクリーナー、トーラーを使う作業は詰まりが発生している場所までの距離によっても料金が変わるので、事前に見積もりを取って確認してください。

少しでも不明な点や、納得が行かない部分がある時は、よく確認して、じっくりと検討することが大切です。

お風呂の排水口の詰まり予防法

お風呂場の排水口が詰まる原因は主に3つあります。

1. 体から出る皮脂による汚れ。
2. シャンプーや石鹸カスによる汚れ。
3. 髪の毛や、カミソリの替え刃などの固形物。

石鹸カスや皮脂汚れは、一度にたまるものではありません。
毎日お風呂場を使うことで、少しずつ時間の経過とともにたまっていきます。

定期的にパイプクリーナーを流して排水口の中の汚れをためないようにしたり、排水口にヘアキャッチャーやネットを使って髪の毛や固形物が流れていくのを止めたりすること、また、バスタブのポップアップ栓の掃除をすることも詰まりの防止策になります。
さらに、入浴後には排水口まわりを簡単に掃除する、髪の毛を取り除くなど、こまめに手入れすることも大切です。

まとめ

お風呂場の汚れやヌメリは、毎日の入浴で流れる皮脂や髪の毛によるものがほとんどです。
少しずつたまって、排水口の詰まりの原因となります。
入浴中も入浴後も、お風呂の掃除の時でも、日々の簡単なお手入れで汚れの進みを抑えて、詰まりを予防できます。

バスタイムは。
1日の疲れを取ってリラックスするために時間です。
キレイに保って毎日のバスタイムをより快適なものにしてください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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