水のコラム
地震による給排水管トラブル！水漏れや逆流にご用心【水道職人：公式】
地震で起こる給排水管のトラブルを知っていますか？
飲料水の確保、非常用トイレの準備などをされている方は多いと思いますが、給排水管のトラブルの対処法は知らない方もいるかもしれません。
地震で起こる水まわりのトラブルは、断水が最も困るトラブルでしょう。
しかし地震により給排水管が破損し、断水が明けても水まわり設備が使えないというトラブルも起こり得るのです。
今回は、地震の影響を受ける給排水管のトラブルについてご紹介します。
地震による主な給排水管のトラブル
地震では給水管（水道管）や排水管が破損するトラブルが起こる可能性があります。
水道管の破損
水道管が破損すると、断水したり、水漏れが起こることがあるでしょう。
断水
水道本管や自宅の敷地内に引かれている給水管は、地下に埋設されています。
そのため水道管は地震の衝撃を受けやすく、亀裂が入ったり割れてしまったりといった、破損トラブルが起こることがあるでしょう。
また水道水は各家庭の蛇口から吐水されるまでに、導水管や送水管という配管を通り、水道本管を経由して、給水管に配水されます。
地震では、川や湖から浄水場に水を運ぶための導水管や、配水池に水を運ぶための送水管が破損することもあります。
導水管が破損すれば浄水場に水を送れなくなり、配水するための水が枯渇するでしょう。
送水管が破損すれば浄水場にどれだけ水があったとしても、配水池に送水できず、その先に配水することもできません。
導水管や送水管、水道本管が地震で破損すると、断水は長引く傾向があります。
水漏れ
地震で給水管が被害を受けると、水漏れが発生する可能性があります。
導水管や送水管、水道本管も水漏れする可能性はありますが、これは和歌山の各自治体の水道局などが対応するため、個人で行うことはありません。
しかし自宅敷地内にある給水管の水漏れは、敷地内に住んでいる住民や管理者が対処する必要があるのです。
水道本管までは水が通っているのに水道が使えない場合、給水管が破損している可能性があります。
この場合、蛇口まで配水できないほど大きな破損が起きている可能性があるでしょう。
水漏れをそのままにしておくと、床上浸水などの大きな被害に発展する恐れがあります。
水道本管などが破損し断水している場合は、断水が明けた後に水漏れに気が付くことがあります。
断水前よりも水の勢いがないときや、自宅の敷地で水滴を見かけるようになったとき、水が滴るような音が聞こえるときは、水漏れしている可能性があるでしょう。
排水管の破損
地震による揺れで、排水管が破損したり下水処理場が停止することがあります。
排水管の破損
水道管と同様に、排水管も地下に埋設されています。
そのため地震の揺れにより、排水管が破損することや、つなぎ目がずれてしまうということが起こり得るのです。
自宅にあるすべての排水口の下には排水管が接続されており、排水管は地中に埋設された汚水管につながっています。
自宅の敷地内に引かれた汚水管を通った排水は、公共排水桝を通り、下水道本管へと流れていくのです。
排水管や汚水管が地震によって破損すると、排水が正常に行えなくなり、つまりが発生します。
また排水管や汚水管、公共排水桝といったそれぞれの配管には、つなぎ目があります。
つなぎ目部分がずれてしまうと排水が滞り、破損のときと同様につまるでしょう。
つまっている状態でさらに排水を流そうとすると、排水口から逆流するという現象も起こり得るのです。
排水管の破損は、実際に排水を流し、つまりや逆流が起きてから気が付くことも少なくありません。
中でも、地震の直後にトイレを使って発覚することが多い傾向にあります。
排水管や汚水管は自宅敷地内にある設備です。
地震で破損したりつなぎ目がずれてしまった場合、敷地内に住んでいる住民や管理者が対処する必要があります。
下水処理場の停止
下水道本管を通った排水は、下水処理場できれいな水に処理され、川へ戻ります。
下水処理場が地震で停止すると下水処理ができなくなり、排水が処理されずにたまっていくのです。
そのため下水処理場が地震で停止すると、排水を流せません。
下水処理場の停止だけではなく、公共汚水桝や下水道本管が破損した場合も、同様に排水を流すことはできません。
これらの場合、和歌山県の各自治体や、和歌山県庁から、排水を流さないように連絡があるでしょう。
排水を流すことが禁止された場合、従うようにしてください。
なお和歌山市では、下水道の地震対策を令和2年度から令和6年度にかけて行っています。
対象地区は地形や土質の条件などから選定されています。
参考：和歌山市下水道総合地震対策計画┃和歌山市
給排水管が被害を受けたらどうすれば良い？
地震で給排水管が被害を受けた場合、わかやま水道職人などの、水道局指定工事店に相談してください。
わかやま水道職人などでは、漏水点検や配管の破損の確認をし、修理・引き直しといった提案をしています。
給排水管は地中や床下、壁の中、天井裏などに配管が引かれているため、破損を自分で確認できません。
そのため、わかやま水道職人などに点検を依頼する必要があるのです。
また、目視で見える場所に配管が引かれている場合も、自分での破損の点検はおすすめできません。
わかやま水道職人などでは、目視だけではなく、機材も使って水漏れや配管の破損を点検します。
それにより、目視では見過ごしてしまうような場所にできた破損も見逃しません。
自分での点検は目視のみとなるため、配管の裏側にできた破損や、陰になった部分にできた破損には気が付かず見過ごしてしまうこともあるのです。
ただし、住んでいる住居形態によって、依頼方法が異なります。
自分や同居家族が所有している戸建て住宅は、住宅に住んでいる方が、わかやま水道職人などに依頼しましょう。
管理者が別にいる戸建て住宅や賃貸物件の場合、管理会社や大家に連絡してください。
分譲マンションの場合、専有部はその部屋に住んでいる方がわかやま水道職人などに依頼し、共有部は管理会社に連絡しましょう。
地震の直後に水道やトイレを使ってしまった
地震の直後に水道やトイレを使う方もいるでしょう。
トイレ以外
トイレ以外の場合、水漏れしているような気配がなければ、そのまま使ってしまっても問題ありません。
ただし、地震の前と比較して水の出方が変だと感じる場合や、水が出る蛇口と水が出ない蛇口がある場合、給水管が破損している恐れがあります。
このような場合はすぐに蛇口を閉め、わかやま水道職人などの、水道局指定工事店に連絡してください。
また排水口に流れていく水が正常に排水されているかも、しっかりと確認しましょう。
排水が流れていくときに異音を発しているときや、すべての水が流れていかないとき、排水に時間がかかるときは、排水管の破損が考えられます。
この場合は水道を使うことをただちに中止し、わかやま水道職人などに連絡しましょう。
トイレの場合
タンク式トイレの場合、たとえ断水していた場合でも、タンクの中にたまっている水があるため、1度は水洗できます。
しかし、断水している場合タンクに給水されないため、2回目以降は水洗できません。
この状態でトイレを使うと、トイレの中に汚物をためることになり、衛生面を損ねます。
地震の直後にトイレを使ったときは、トイレの後に必ず手を洗い、断水が起きていないかを確認してください。
この際、念のため自宅敷地内にあるすべての蛇口を開き、水が出るかを確認した方が良いでしょう。
タンクレストイレの場合、断水していると水洗できません。
水洗ボタンを押しても水洗できないときは、水を準備し、バケツなど大容量の容器を使って水を大量に流して水洗しましょう。
水道本管までは水が通っている場合、公園や給水場で水を汲めます。
しかし水道本管などが破損している場合、給水場にたまっている水がなくなれば、復旧するまで給水場で水を汲むことはできなくなります。
断水の有無にかかわらず、つまりや逆流が起きないかも確認するようにしましょう。
つまりや逆流が起きる場合、排水管が破損している可能性があります。
わかやま水道職人などの、水道局指定工事店に点検を依頼しましょう。
断水明けはトイレをすぐに使わない
地震で断水している間、トイレなどの生活面でさまざまな不便が生じます。
そのため断水が明けたらすぐにトイレを使いたいと思うかもしれません。
しかし、断水明けにトイレを使うとトイレが壊れてしまう可能性があるため、注意が必要です。
断水している間、給水管の中には空気が入り込みます。
断水が明けた後の給水管には空気と水が混ざって流れているのです。
水道本管の工事の後に蛇口を開けると、蛇口が壊れたのかと心配になるような水の出方をしますが、これは空気が混ざっているためです。
給水管の空気抜きをする前にトイレを使うと、トイレのタンクの中に空気が混ざった水が入り、タンク内部に設置されている部品を壊す恐れがあります。
タンクレストイレの場合、排水弁を通ってそのまま便器の中に水が流れるため、排水弁や排水弁との接続部分が破損する恐れがあるでしょう。
断水が明けたときは、キッチンや洗面所など、ハンドルをゆっくりと動かせる蛇口から空気抜きをし、その後にトイレを使ってください。
空気抜きの際は、蛇口をゆっくりと開くことで、蛇口から勢いのある水が出ることを防げるため、空気が含まれた水で蛇口が破損することを予防できます。
地震での給排水管のトラブルはわかやま水道職人へ！
地震で給排水管のつまりや水漏れなどのトラブルが起きたときは、わかやま水道職人にお任せください！
わかやま水道職人は、和歌山県の各自治体から指定を受けた、水道局指定工事店です。
2024年は地震が多い年です。
昨晩も石川県を震源地とした地震が起き、和歌山県でも揺れが観測されています。
給排水管の埋設深度は自治体ごとに深さが異なりますが、深さに関係なく、地震による揺れの影響を受けているのです。
繰り返し地震の影響を受けるたびに、給排水管にはダメージが蓄積し、最後には破損してしまうことがあります。
ご自宅の築年数や、地震の震度に関わらず、地震が起きたときは給排水管に違和感がないか注意深く観察してください。
そして少しでも違和感を覚えたときは、わかやま水道職人にご相談ください！
わかやま水道職人は、地域密着型の水まわりメンテナンスサービスを提供しています。
各所に作業員が待機しているため、ご連絡をいただけましたら、最短30分で現場に駆けつけます！
水まわりのトラブルやご不安は、いつでもお気軽に、わかやま水道職人までご連絡くださいませ。
