水のコラム

洗面所のトラブル~排水管が詰まったときの修理のポイント

2021年01月26日  洗面所のトラブル

洗面所は朝起きてから夜寝るまで、頻繁に使う場所です。
毎日の身支度や手洗い、洗顔など、生活をするうえで重要な設備ですからできる限りトラブルは避けたいものです。

今回は、洗面所で起きる故障の原因と修理のポイントについて解説します。万が一の故障の際にも、知識があれば落ち着いて対応できますから、ぜひ参考にしてください。

洗面所のトラブルで多いのは詰まり

洗面所は定期的にお手入れをしていないと水の流れが悪くなったり、逆流したりすることがあります。
また、排水口からゴボゴボと音がすることもあります。このような状態は排水口の詰まりの前兆とも言えます。

しかし、排水口が詰まった場合でもすぐに業者を呼ばなくても、自分で修理することも不可能ではありません。ここからは、自分でできる修理のポイントをいくつかご紹介します。

詰まりの原因

まずは原因を確かめます。
洗面所の排水口が詰まる主な原因は髪の毛や石鹸カス、その他のホコリやチリが固まったヘドロ状の汚れです。手洗い、歯磨き、洗顔等毎日使う場所なので、生活排水が主な原因となります。

髪の毛やチリ、ホコリなどは通常は自然に流れて行きますが、歯磨き粉や整髪料などの油分がこびりついた状態の排水口に絡まり、管を詰まらせることがあります。

他には、ヘアピンやヘアゴム、アクセサリーや小物類を誤って流したり、ホコリやチリなど小さな固形物が流れをせき止めて詰まりの原因となることがあります。

一般的に徐々に流れが悪くなった場合には、油分が溜まっていることが考えられます。また、急に詰まった場合には、小物類等の固形物が詰まっていることが考えられます。

洗面所の排水口には一般的にはヘアキャッチャーがついているので、異物が排水口に流れるのを防いでいます。ただし、ヘアキャッチャーの目が粗かったり、ヘアキャッチャーの目よりも細かいものが流れると、通過してします。

また、洗面所の排水管は排水トラップと呼ばれるS字、U字、P字型をしています。これは下水管からの悪臭の流入を防ぐ役割をしていますが、この形状のために管が詰まりやすいというデメリットもあります。

詰まったときの修理法

・排水口の掃除
洗面台が詰まったら最初に排水口の掃除をしてみましょう。
ヘアキャッチャーを外して、誤って流してしまった固形物や、ヘアキャッチャーに引っかかっている髪の毛や大きなゴミを取り除きます。ヌメリやヘドロがあるときは必要に応じて洗剤を使います。市販の塩素系洗剤が使えます。

洗剤を振りかけてからしばらく放置した後か、または洗剤をかけた直後に、古い歯ブラシやたわし等ブラシ状のもので汚れを落とします。最後に水で流して元に戻します。この方法で改善されないときは、排水管の掃除をしてみましょう。

・排水管の掃除
重曹とお酢、ラバーカップ(スッポン)、ワイヤーブラシなどを用意します。
重曹とお酢で発泡させ、排水管の汚れを浮かせて流す方法です。重曹とお酢の割合は、概ね2対1で使用します。
はじめに重曹を排水管に注ぎ、次にお酢を注ぎます。さらに40~50度のお湯を注ぎます。そのまま30分ほど放置します。お湯を流して泡を洗い流せば排水管の汚れはほとんどなくなるはずです。

汚れはなくなってもつまりが解消しない場合は、固形物が原因の可能性があります。その場合にはラバーカップを使います。ラバーカップのカップ部分が浸るくらいに洗面台に水を溜めます。このとき、蛇口のすぐ下にある排水口とは別の穴「オーバーフロー」にテープを貼ったり、または、タオルを詰めて塞いでおくと、ラバーカップの吸引力が増します。

なお、洗面所なので、ラバーカップは他の場所と兼用ではない新品を使いましょう。そして、ラバーカップを押し込んで引く作業を繰り返すと、詰まっていた固形物が浮き上がってきます。

固形物が原因でなく、排水管の汚れが落ちていないような場合には、市販のワイヤーブラシを使って排水管内にこびりついた汚れを掻き出す方法があります。

排水口の中にワイヤーブラシを入れていき、排水管の奥へと届かせます。奥まで入れたら、押したり引いたり回転させたりしながら、排水管の汚れを落とします。

排水管を解体して掃除

排水口、排水管を以上の方法で掃除しても詰まりが解消しない場合は、排水管そのものを内部から洗浄します。

先ほども説明したように、洗面所の排水管には大きく分けてS字トラップ、P字トラップ、U字トラップの3種類あり、取り外しができるものと取り外しできないものがあります。取り外しできる排水管の場合は、レンチなどを使って排水管を外して、ワイヤーブラシなどで内部を洗浄します。

排水管を解体するときに内部に溜まった汚水が流れ出る可能性があります。掃除の前に、汚水を受けるバケツや流れ出た汚水で床が汚れないように養生しておくことを忘れないようにしましょう。

それでもダメなら業者へ

排水口から順に排水管を解体して掃除をしてもつまりが解消されない場合や、排水管を取り外せない構造である場合、さらには排水管に詰まった固形物が取り出せなかったり汚れが落ちなかったりする場合には、無理に自分で修理しようとすると排水管を損傷する可能性があります。
そのような場合は水道業者に連絡しましょう。プロに頼むのが無難です。

わかやま水道職人は和歌山市を始め、有田市、御坊市、田辺市など和歌山県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレや浴室や洗面所、キッチンでのつまりをはじめ、水回りのトラブルでお困りの際には、ぜひ気軽にわかやま水道職人にお問い合わせください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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