水のコラム

キッチンにつまりがあるときに、するべき事とは?

2021年01月26日  キッチンのトラブル

キッチンは食材を扱い食事を作る場所ですが、料理の後の調理器具や食事の後の食器を洗う場所でもあります。
そのため、普通に使っていても汚れやすく、掃除を怠ると、排水口がつまってしまうことも。
排水ができない状態でそのまま使い続けてしまえば、詰まりの原因にもなりかねません。

つまりの原因と予防

(1)つまりの原因
キッチンの排水がつまる原因の一つに、油があります。
水に溶けない油を流し続けることで排水管にこびりついてしまい、そこに食べ物の小さなくずやホコリやごみが巻き込まれて徐々に大きな塊となって、排水管を塞ぐようになるとつまります。

また、箸やスプーン、フォークなど、排水口に比較的大きな物を落としてしまうことがあります。気づかずに配管まで流してしまった場合、そこに油汚れや油にゴミやくずが付着して、結果的に排水管を塞ぐ危険性もあります。

(2)つまりの予防
キッチンは、日々使っていれば汚れてきますので、こまめに掃除をしておくことが大切です。
また、食品を扱う場所なので、排水口を含めて常、に清潔を保つようにしたいものです。排水口には、キッチンネットをかけてごみや異物が排水管に流れ込まないようにしておきましょう。

また、シンクに流れたごみは、こまめに捨てられるように工夫をしておきましょう。市販のパイプクリーナーを使って、定期的に掃除をすることも詰まり予防に有効です。

つまってしまったら

キッチンの排水口が詰まった際に、自分で詰まりを簡単にできる解消方法をご紹介します。

(1)排水バスケットの確認と掃除
キッチンの排水口は、フタがあり、その下に排水バスケット(ゴミ受け)、排水トラップ、排水管と続いているのが一般的です。
このうち排水バスケットはフタのすぐ下にあって、すぐに取り出すことができる目の細かい金属のかごです。
たいていの固形物はこの排水バスケットが受け止めるため、排水管には流れる心配はありません。

ただし、排水バスケットに溜まったゴミや油、洗剤くずなどが網目を塞いでしまうことがあります。

水の流れが悪いと感じたときには、排水バスケットを取り出して、ごみを捨て、バスケットを洗いましょう。
バスケット洗浄用のたわしやスポンジを用意しておくと良いでしょう。
食器用洗剤を使用して、排水バスケットをキレイに洗ったあとで、水を流しして問題なく水が流れれば、OKです。
また、排水バスケットにヒビが入るなど、壊れている場合には、新しい排水バスケットに買い換える方法もあります。

(2)排水トラップを取り外し、排水管付近の汚れや固形物を確認
排水バスケットをキレイにしても詰まりが解消されない場合は、その下の排水トラップを取り外してみましょう。
排水トラップは排水管から直接空気が流れてくるのを妨げ、悪臭の侵入を防ぐ装置です。
排水トラップを外すと、排水管の入り口が見えて、その周りには水が溜まる溝があります。この水が空気に流れを妨げています。
排水トラップはお椀のような形をしており、排水トラップもまた、汚れた水を常に受けているため、排水バスケットと同じように汚れが付着しています。

さらに排水バスケットを通り抜けた小さなごみも付着しています。こうした汚れやごみが排水管を塞ぐことがあります。
そこで、排水トラップと水が溜まっている溝をキレイに掃除してみましょう。
もし、固形物があれば当然取り除いておきます。キレイになったら元に戻して水を流してみて、うまく流れれば、つまり解消です。

(3)排水管を掃除する
排水トラップを掃除してもつまりが解消されないときは、排水管をのぞいてみましょう。排水バスケット、排水トラップを経ても、水自体がきれいになるわけではありませんから、排水管も油汚れが付着しています。
排水管を掃除するには、ワイヤーブラシを使います。
ワイヤーブラシをキッチンに常備している家庭は少ないかもしれませんが、排水管の入り口付近であれば、細長い棒状のブラシで代用することも可能です。
くれぐれも排水管の中に物を落としてしまわないように、注意しましょう。

また、ワイヤーブラシはホームセンターでも購入できます。
ワイヤーブラシの使い方は、排水管にワイヤーブラシを入れ、押したり引いたり回転させたりしながら排水管を洗浄します。
このとき、ワイヤーブラシが強く押さないと、それより先に進まない場合は注意が必要です。
大きな固形物が詰まっている可能性があり、無理に押し込むと詰まりの原因を一層奥に押し込んだり、排水管を傷つけたりすることがあります。
キレイになったら水を流してみましょう。
うまく流れれば、詰まりは解消されたことになります。キレイになった排水トラップ、排水バスケットをしっかりと装着して、最後にふたをしたら完了です。

(4)薬品を使う
最も手軽にできるのは、パイプクリーナーです。市販のパイプクリーナーは、説明書きを読んだ上で、適切に使いましょう。
また、重曹とお酢を使っても洗浄効果が得られます。
重曹2に対して酢1の割合で使います。
重曹を排水口に流してから、酢を流します。すると泡が出て汚れを分解していきます。そのまま放置して30分から1時間程度したら流します。

それでも解消できないとき

これらの方法は、日常的に行えばつまりの予防にもなります。
これまでご紹介した方法でもつまりが解消できないときは、ラバーカップを使う方法か、排水管を分解して内部を洗浄する方法になります。

排水管を分解する方法は、自力でも不可能ではありませんが、本格的につまっている状況であることは確かでしょう。つまりの原因がわからなかったり、修理に自信がないときは、無理せずに業者さんに相談してみましょう。

わかやま水道職人は和歌山市をはじめ、新宮市、紀の川市、岩出市など和歌山県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。水回りのトラブルでお悩みの際には、ぜひ気軽にわかやま水道職人にお問い合わせください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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