水のコラム

暖かくなったら要注意!コバエの予防と対策

2021年03月29日  水まわりのトラブル

毎日使うキッチンはいつも清潔に保ちたいですが、使用頻度が高いゆえにトラブルが起きやすい場所でもあります。
中でも、暖かい季節になるとどこからともなく飛んでくるコバエは悩ましい存在です。
コバエの繁殖力は凄まじく、気付けばシンクに大量発生しているケースも珍しくありません。

コバエの種類

実は「コバエ」という品種のハエは存在しません。
一般的にコバエと称されているハエはさまざまな種類がありますが、キッチンに生息しているのは主に以下の4種類です。

・ショウジョウコバエ
黄赤色をした身体に赤い目を持つ体長3mmほどの小さなハエです。
自然界では熟した果物類や樹液、そこに生育する天然酵母を食料にしているため、酒や酢、腐った果実に誘引されると考えられています。

・オオチョウバエ
体長4~5mmとやや大きく、体中が毛で覆われています。
湿った汚れのある場所を好むため、お風呂場やキッチンの排水まわり、トイレなどに発生します。
石?カスや皮脂汚れなどを含んだ汚泥や排水口のヌメリ・ヘドロが産卵場所になり一回で200~300個の卵を産卵し、2週間ほどで成虫になるため、幼虫のうちに駆除することが重要になります。

・ノミバエ
体調は約2~4mmと小さく、黒色です。
メスの成虫は一度に100個以上の卵を産み、卵は約2週間で成虫するため、発生要因があれば瞬く間に大量発生します。
汚物やヘドロが付着、堆積する箇所で発生するため、排水溝や生ゴミ、ペットの排泄物などから発生します。

・キノコバエ
体色は暗褐色から黒色で体調は1~4mmと非常に小さく、網戸をすり抜けることもあります。
畑や腐葉土から発生すると言われていますが、発生源は不明です。
朝から午前10時頃までに発生するという特性を持っています。

コバエが発生する原因

先ほど述べたように、コバエは多くの種類がありますが大抵は腐敗物を好みます。
生ゴミ、食べ残し、洗わずに放置されたアルコールの瓶、ペットの汚物、有機質の土などです。
特にキッチンや風呂場など湿ったところは、皮脂汚れなどもあるため大量発生しやすくなっています。

コバエの予防策

1匹現れたら瞬く間に大量発生するコバエを予防するためには、どうすればいいでしょうか。

1.水回りを清潔にする
特に発生しやすい三角コーナーや排水溝はこまめに掃除する必要があります。
ネットをかぶせて食べカスを捨てられるようにして、パイプジェルハイターなどで定期的に排水管内も洗浄することで、見えない皮脂汚れや油汚れも落とし、コバエの発生や産卵を防ぎます。
キッチンだけでなく、お風呂や洗面所の石水垢もコバエのエサになる可能性があるので、清潔を保つようにしましょう。

2.ゴミを密封する
生ゴミの臭いはコバエを寄せ付けます。
その日の生ゴミはポリ袋に入れしっかり結んでからゴミ箱に入れましょう。

3.食べ残しや飲み残しを放置しない
臭いが気になる食べ残しのお皿だけは洗って飲み残したコップはシンクに入れて明日洗う、などという経験はありませんか?
アルコールを好んで群がるショウジョウバエのような種類もいます。
飲み残しや鮭缶も必ずその日のうちに洗って乾かすか処分しましょう。

4.観葉植物、ペットのトイレにも気を払う
観葉植物の腐敗した根や、ペットのフンもコバエのエサになります。
過度な水やりを控え、花瓶の水の入れ替えを毎日するなどして観葉植物を腐らせないようにしましょう。
ペットのトイレもこまめに必ず掃除するようにしましょう。

コバエが発生してしまったら

もしコバエが発生してしまったら、繁殖する前に絶滅させる必要があります。
ショウジョウバエにはめんつゆと食器用洗剤とお水を混ぜためんつゆトラップが効果的です。
トラップをキッチンに設置することで、簡単に駆除できます。

また、ショウジョウバエとノミバエはペパーミント、ユーカリ、ローズマリー、ラベンダーなどの香りのアロマオイルが苦手なのです。
発生源に小皿を置いてそこに垂らすだけで効果が期待できます。

また、観葉植物に発生するキノコバエは、鉢植えを大きな水を張った器に入れて水没させ、木屑液を葉に散布することで駆除が可能です。
水回りで発生するチョウバエは60℃以上で死亡するので、熱湯を発生箇所に注ぐことで繁殖を防げます。

身近にあるもので駆除も可能ですが、より簡単で強力なのが市販のコバエ取りです。
コバエ取りにはテープに引き寄せ駆除する「粘着テープ型」と、プラスチックの容器に誘引剤と殺虫成分が入った「置き型」があります。
発生場所やコバエの種類に合わせて使い分ける事で、より効率的にコバエを駆除できます。

一言にコバエと言ってもさまざまな種類と特性があります。
発生してしまったら冷静に発生場所を突き止め、品種を見極め的確な処置をすることで駆除できます。
春から秋はコバエが出やすい季節です。
キッチンなどの水回りや観葉植物に今まで以上に注意を払い、コバエの発生と繁殖を防いでいきましょう。

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わかやま水道職人は和歌山市、田辺市、橋本市、紀の川市など和歌山県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。

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わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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