水のコラム

トイレの臭いの原因は頑固な尿石!落ちない理由とお手入れ方法は?

2021年05月10日  トイレのトラブル

トイレで気になりやすいアンモニア臭。きれいに掃除しているつもりでも、「気が付いたら臭っている…」というご家庭も多いのではないでしょうか?
気になる臭いの原因は、普段の掃除では落としきれない「尿石」なのかもしれません。
尿石汚れの基本知識と落とし方、注意点を解説します。

尿石ってどんな汚れ?

尿石とは、尿に含まれるリン酸カルシウムという成分が原因で生み出される頑固な汚れです。
このリン酸カルシウムが、尿素やたんぱく質と結び付くと、尿石となって素材の表面に留まってしまいます。

実は人間の尿は、本来無臭に近いもの。ここに雑菌が混ざり合うと、強烈な臭いを発するようになります。
物の表面に留まる尿石は、まさに臭いの原因の一つです。
尿石汚れの徹底的な除去が、トイレ内のしつこい臭いを取り除くことにもつながるでしょう。

付着した尿がすぐに尿石へと変化するわけではありませんが、汚れが落としきれていない状態が長く続けば、尿汚れは確実に尿石へと変化していきます。
表面が固い尿石には、洗剤が沁み込みにくいという特徴があり、どんどん落としにくくなってしまうでしょう。
トイレの黄ばみが気になり始めたら、尿石汚れのサインです。
できるだけ早めに対処することが、手間なくお手入れするためのコツだと言えます。

頑固な尿石を落とす方法

頑固な尿石汚れを落とすための方法は、以下の4つです。
状況に合わせて選んでみてください。

・重曹+クエン酸を使用する
家にあるもので、気になる汚れをなんとかしたい!と思う方におすすめなのが、重曹+クエン酸を使ったエコ清掃方法です。
アルカリ性の性質を持つ尿石汚れを酸性のクエン酸で溶かし、研磨作用のある重曹でこすり落としていきましょう。
重曹もクエン酸も百円ショップで手に入りますし、素材を傷めにくいので安心です。

やり方は簡単で、まずは尿石が気になる部分に、クエン酸水をスプレーします。
その後上から、重曹をふりかけましょう。
両方が反応してしゅわしゅわと泡立ち始めたら、そのままの状態で放置します。
30分ほど経過したら、トイレブラシでごしごしこすって残った汚れをすっきりさせましょう。
最後に水できれいにしたら、お掃除は完了です。
 
 
・酸性洗剤を使用する
重曹+クエン酸で効果が現れない場合は、より強い酸性洗剤を使用しましょう。
尿石汚れに強い、「サンポール」などの酸性洗剤を用意します。
洗剤を塗布したら、30分ほど待って洗い流せばOKです。

洗剤が垂れて落ちてしまう場合は、トイレットペーパーやトイレ用除菌クリーナーを貼り付けてパックしましょう。
酸性洗剤は、手に触れると荒れてしまいます。
ゴム手袋をして、しっかりと換気しながら作業してください。
 
 
・サンドペーパーで削り落とす
酸性洗剤を使用しても落とせないほど頑固な汚れになってしまったら、サンドペーパーで削り落とすしかありません。
ただ、汚れだけをきれいに除去するのは難しく、素材を傷める可能性もあるので十分に注意してください。
洗剤ではどうにもならない尿石汚れに対する、最後の手段と言えるでしょう。

サンドペーパーはホームセンターなどで売られているもので構いませんが、耐水性の商品を選ぶようにします。
また素材を傷つけないため、できるだけ目の細かいペーパーを使うことがコツです。
最初は1500番や1000番で様子をみましょう。
汚れが落ちない場合、少しずつ数字を小さくしていきます。
掃除の際には、ゴム手袋とゴーグルがあると便利です。手で触れた感触を確かめながら、少しずつ作業をすすめてみてください。
 
 
・尿石除去剤(業務用)を使用する
「洗剤では落とせない、けれども削るのはちょっと…」という場合におすすめなのは、業務用の尿石除去剤を使ってお手入れする方法です。
市販の洗剤よりも尿石除去効果が高く、サンドペーパーのように素材を傷める危険性はありません。
使い方は、市販の洗剤とほぼ同じです。

薬剤が皮膚に付着しないよう注意して、しっかりと換気した上で作業していきましょう。
業務用洗剤はインターネットなどで入手できますが、プロの清掃業者に清掃作業そのものを依頼するのもおすすめです。
自分では難易度が高い場所も、プロの技術で徹底的にきれいにしてもらえるでしょう。

尿石落としの注意点

頑固な尿石汚れを落とす際に、注意したいのが各種洗剤の取り扱いについてです。
頑固な汚れを落とすための洗剤は、強力な作用を持つものばかりです。

締め切った室内で洗剤を使っていると、気分が悪くなるので注意しましょう。
換気扇を回すだけではなく、できれば窓を開け、風の通り道を確保した上で作業するのがおすすめです。

また「一つの洗剤で落ちないなら、複数の洗剤を掛け合わせてみよう」と思う方もいるかもしれませんが、これも危険です。
洗剤同士の組み合わせによっては、有毒ガスが発生するリスクがあります。
洗剤は必ず1種類のみで使用するよう注意してください。

特に尿石汚れ用の酸性洗剤と、市販のカビ取り剤を同時に使用するのは危険です。
「トイレ内を徹底的にきれいにしたい!」という場合でも、同時に使用しないよう意識しましょう。

「水が流れない」「トイレが詰まった」こんなときはわかやま水道職人へ

わかやま水道職人は、水回り設備の修理交換サービスを提供しています。
尿石汚れをすっきり落としても、トイレ内に故障個所があれば、気持ちよく利用することはできません。
「まぁまだ使えるから」と修理を先延ばしにするのではなく、これを機に、気になる問題の解決を目指していきましょう。

わかやま水道職人では、田辺市や紀の川市、岩出市や新宮市、有田市などで、さまざまなトイレのお困り事を解決してきました。
原因がわからないお困り事も、まずは一度ご相談ください。プロの目で現場をチェックし、解決方法をご提案いたします。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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