水のコラム
トイレ節水の最終兵器!「水洗トイレ節水器ロスカット」とは?
トイレの節水は正しい方法で行うことが大切です。
専用グッズを正しく使えば、節水効果もより一層高まるでしょう。
「どんなアイテムを使えば良いかわからない…」と思う方におすすめなのが、水洗トイレ節水器ロスカットです。
どんなアイテムなのか、わかりやすく解説します。
水洗トイレ節水器ロスカットの特徴
水栓トイレ節水器ロスカットは、トイレタンク内の排水弁に直接取り付けて使う節水用アイテムです。
これを使うことによって、トイレを流したあと、最後の方にチョロチョロと流れ出る水をカット。
この仕組みで、汚物を流す水の量を減らすことなく、効率よく節水できるのです。
タンクに水を溜めて使うタイプの水洗トイレでは、便器内全体に勢い良く水を行き渡らせるため、渦を巻くようにして流れ出てきます。
この渦によって、汚物を流す効果は非常に高いのですが、その一方で「水を流し終わったあとも止水栓が水中を漂い、完全に栓をするまでに時間がかかってしまう」という特徴があります。
この完全に栓が閉まるまでに流れる水が、「最後のチョロチョロ水」であり、積極的に節水したいポイントです。
水洗トイレ節水器ロスカットを排水弁に取り付けると、排水後の栓が速やかに閉じるようになります。
使用できるトイレのタイプも幅広く、安全性も考慮されています。
1個当たりの価格は約2,000円~3,000円ですが、一度取り付ければ半永久的に使えるでしょう。
長い目で見ると、コストパフォーマンスに非常に優れた節水アイテムで、実際に有名外食チェーン店などでも数多く導入されています。
自宅トイレでの使い方とその効果は?
自宅トイレにも水洗トイレ節水器ロスカットを使いたい!と思ったら、まずは自宅のトイレが、適合しているかどうかを確かめましょう。
ロスカットは比較的さまざまなトイレで使用可能な節水グッズですが、以下のトイレでは使用不可能です。
・タンクがないトイレ
・ボタン式のトイレ(レバー式ではない)
・タンクが天井近くに設置されているトイレ(ハイタンク式)
・節水型トイレ
これらの条件に当てはまっていないことを確認したら、水洗トイレ節水器ロスカットを購入しましょう。
ホームセンターやインターネットで購入できます。
特にサイズや種類を気にする必要はありません。
設置する際は、止水栓を閉めてトイレタンクのふたを開けて作業します。
タンク底のゴムフロートに付いているチェーンをいったん取り外し、ロスカット本体を取り付けてください。
再度チェーンを取り付け直して、作業は完了です。
止水栓を開けて排水テストを行いましょう。問題がなければ作業は完了です。
水洗トイレ節水器ロスカットのメリット・デメリット
水洗トイレ節水器ロスカットにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか? それぞれをわかりやすく見ていきましょう。
・使用メリット3つ
水洗トイレ節水器ロスカット使用のメリットは以下の3つです。
・水道代節約
・使用できるトイレの幅が広い
・メンテナンス不要
節水器を設置する上で、もっとも気になるのが「どれぐらいの水を節約できるのか?」という点でしょう。
ロスカットを設置した場合、4人家族で5リットルも節水が可能。
トイレの使用回数や地域の水道料金によっても異なりますが、年間で54立方メートル(1日のトイレ使用約30回で試算)、約20,000円の費用を節約できます。
水洗トイレ節水器ロスカットそのものは2,000円~3,000円程度で購入可能ですから、わずか数か月で元が取れる計算です。
またロスカットは、TOTO式・INAX式のどちらにも対応可能なため、国内で流通している多くのトイレが対象です。
ごくシンプルな構造のため、設置したあとに特別なメンテナンスが必要になることもありません。
「付けっぱなしで自然に節水できる」という点が、こちらのアイテムを導入する最大のメリットだと言えるでしょう。
・使用デメリット2つ
メリットも多い水洗トイレ節水器ロスカットですが、残念ながらデメリットもあります。
購入時には、ぜひこちらもチェックしてみてください。
・最新型トイレでは使用できないケースも多い
・取り付けが少し面倒
最近のトイレで人気が高いのは、タンクレストイレや節水型トイレです。
残念ながらロスカットは、どちらのタイプでも使用できません。
「最近トイレをリフォームしたばかりだけど、もっと節約したい!」という場合には適していませんので、注意しましょう。
比較的古いトイレを使用している方の中で、「まだリフォームは検討していない」という場合に使用をおすすめします。
またロスカットを設置する際には、いったんチェーンを取り外して作業する必要があります。
これまでにトイレタンク内を触った経験がない…という場合は、作業の難易度が高くなりがちです。
自分で作業できそうかどうかを確かめた上で、導入を検討してみてください。
トイレの「困った!」はわかやま水道職人へどうぞ
タンク内のペットボトルなど、トイレで間違った節水方法を実践すると、故障につながる可能性があります。
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