水のコラム

洗面所で詰まり発生!パイプユニッシュが効かない理由と対処法は?

2021年06月27日  洗面所のトラブル

洗面所の排水口が詰まったときに、自力修理の強い味方になってくれるのが、パイプユニッシュです。
強力な薬剤で汚れを溶かせば、詰まりを解消できる可能性も高いです。
詰まったときには、「とりあえずパイプユニッシュを試してみる」という方も多いのではないでしょうか。

しかし実際には、パイプユニッシュを試してみても効果が感じられないケースもあります。
その理由や、効果が期待できる対処法を解説します。

洗面所の詰まりの原因とパイプユニッシュが働く仕組み

洗面所の排水口詰まりは、決して珍しいトラブルではありません。

洗面台は、1日の中で家族が何度も使い、さまざまな汚れが流れ込む場所。
だからこそ、トラブルが発生しやすいという特徴があります。
洗面所の排水口が詰まる原因は、主に以下の4つです。

・髪の毛
・石鹸カス
・皮脂汚れ
・固形物

この中でもっとも多いのは、髪の毛が原因で発生する詰まりです。
洗面台でドライヤーをしたり身支度を整えたりすると、どうしても髪の毛が落ちます。
家族の中に長い髪の人がいると、詰まりトラブルが発生する可能性はアップします。
排水口の奥に複雑に絡んでとどまった髪の毛に、石鹸カスや皮脂汚れが付着して、大きな塊状のヘドロ汚れになってしまうという仕組みです。

また固形物が原因の詰まりも、無視できません。
ヘアピンやアクセサリー、ティッシュやスポンジ、歯磨き粉のキャップなど、固形物が侵入した場合も、そこに汚れが蓄積していきます。
大きな塊になって、汚水の流れを妨げてしまうでしょう。

パイプユニッシュには「次亜塩素酸ナトリウム」や「水酸化ナトリウム」といった成分が配合されています。
次亜塩素酸ナトリウムは、人間の髪や皮脂といった、タンパク質汚れを除去する力に優れています。
一方で水酸化ナトリウムは、油汚れを除去してくれます。洗面台の排水口で発生する詰まりの原因に対して、効果的な成分を組み合わせているのがパイプユニッシュです。

パイプユニッシュが効かない理由は?

排水口詰まりに対して、高い効果が期待できるパイプユニッシュ。では「パイプユニッシュを使ったのに効果がない」という事態は、なぜ引き起こされるのでしょうか。
その理由は、以下のように考えられます。

・パイプユニッシュを正しく使えていない
・パイプユニッシュが汚れにまで届いていない
・詰まりの原因が固形物である
・完全に水が流れない状態になっている

パイプユニッシュが、その性能を正しく発揮するためには、説明書通りに正しい方法で使われる必要があります。
排水口に薬剤を流す際に邪魔になる部品は、極力取り除いておきましょう。
また、十分な量を、十分な濃度で届ける必要がありますから、こちらも意識してみてください。

意外とやりがちなのが、「汚れがひどいから、指定された時間よりも長く放置する」という失敗パターンです。
パイプユニッシュの働きによって、いったんは溶けだした汚れが、再度固まって固着してしまう可能性も。
この場合、パイプユニッシュで対処するのが難しくなってしまいます。

詰まりの原因がパイプユニッシュの届かない場所に位置している場合や、パイプユニッシュが効かない固形物である場合も、効果を実感できません。
パイプユニッシュは、完全に詰まる前の予防ケアとして使用するアイテムで、完全に詰まってしまった排水溝では、効果を実感しづらくなります。
こうした特徴を頭に入れた上で、「なぜパイプユニッシュが効かないのか?」を推察してみてください。

試してみたい対処法3つ

パイプユニッシュは効かないけれど、まだ自力修理をあきらめたくない!という場合には、以下の3つの対処法を実践してみてください。

・パイプユニッシュを複数回繰り返してみる
パイプユニッシュ1回では十分な効果が得られなくても、複数回繰り返すことで、少しずつ状況が改善していくケースもあります。
「最初の1回で若干の変化が見られた」という場合には、こちらの方法を選択してみてください。
時間を置いた後、流す場面では、バケツに汲んだ、ぬるま湯を少し高い位置から勢いよく落とすと効果的です。
 
 
・ワイヤーブラシと組み合わせて使ってみる
完全に詰まっている場合、パイプユニッシュの効果は、詰まりの表面にしか及びません。
こうした状況を打破するために、ワイヤーブラシと並行して使用してみましょう。

ワイヤーブラシとは、ワイヤーの先に掃除用ブラシが設置された道具で、排水口の奥に差し込んで使います。
ワイヤーブラシで多少の汚れを掻きだせれば、パイプユニッシュも詰まりの原因全体に行き渡りやすくなるでしょう。
 
 
・S字トラップを外して掃除してみる
洗面台の下の収納扉を開けてみると、S字トラップが目に入ります。
洗面台の詰まりが発生しやすい部分なので、取り外して掃除できるよう工夫されている製品も少なくありません。
もし取り外せそうであれば、外してみましょう。

直接掃除することで、パイプユニッシュよりも高い清掃効果を得られます。
トラップを外すときには、汚水を受け止めるバケツを用意してください。
止水栓を閉めてから作業すると安心です。

それでも駄目ならわかやま水道職人にお任せ

パイプユニッシュが効かず、その他の方法を試してみても駄目な場合は、自力対処が不可能なケースと考えられます。
こんなときは、水回りの修理業者にご依頼いただくのが一番です。
あれこれとがんばり過ぎても状況を悪化させてしまう可能性がありますから、「無理だ」と思ったタイミングで、プロの手を借りましょう。

和歌山県田辺市、紀の川市、岩出市、海南市などでの修理対応は、わかやま水道職人にお任せください。
パイプユニッシュでも解決できない頑固な詰まりも、経験豊富なスタッフがしっかり解決いたします。

「何が詰まりの原因なのか?」「なぜパイプユニッシュが効かないのか?」にも注目しながら、確実に作業を進めていきます。
まずはお見積もりだけでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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