水のコラム

ガス給湯器の凍結トラブルとは?凍結の対処法と予防策も解説

2021年06月28日  給湯器のトラブル

冬の寒い朝に起こりがちなのが、水道管の凍結トラブルです。
しかし凍結するのは、水道管だけとは限りません。屋外に設置されているガス給湯器にも、凍結リスクがあることをご存知ですか?
ガス給湯器が凍結した場合に起きる事態や、トラブルの影響を最小限にとどめるための解凍方法、予防策をお伝えします。
適切な対策を取れるよう、あらかじめ基礎知識を身につけておきましょう。

ガス給湯器が凍結すると何が起きる?

ガス給湯器の凍結について、まず頭に入れておきたいのは「凍結すると具体的にどうなるのか?」という点です。
凍結が起きた場合の具体的な症状は以下のとおりです。

・お湯が出ない
・給湯器が故障する

ガス給湯器が凍結した場合に、もっとも多いのが「お湯が出ない」という症状です。
「水は使えるもののお湯が出ない」という場合は、ガス給湯器の凍結が疑われます。
冬の寒い朝にお湯が使えないとなれば、困る方も多いでしょう。

一方で、凍結トラブルが発生した場合、「お湯だけではなく水も出ない」という可能性もあります。
この場合、凍結しているのはガス給湯器ではなく、さらに元の水道管と考えられます。
この場合、ガス給湯器に問題があるとは限りません。
供給される水がないため、お湯が使えなくなっていると予想されます。

給湯器の故障は、凍結ではなく、凍結による内部配管の破裂によって引き起こされるトラブルです。
配管が破裂すれば、水やお湯を供給できなくなってしまいます。
配管の修理やガス給湯器そのものの交換が必要になるため、比較的大がかりの工事が必要でしょう。

内部の配管が破損しているかどうかは、凍結トラブルが解消したあとに確認できます。
給湯器やその周辺からポタポタと水が落ちていれば、破裂による破損のリスクが高いと思われます。
トラブルを放置しても解決することはありませんから、できるだけ早めに専門業者に対処してもらいましょう。

凍ったガス給湯器の解凍方法は?

想像以上に冷え込んでしまった冬の朝、ガス給湯器の凍結に見舞われるご家庭は、決して少なくありません。
寒冷地よりも比較的温暖な気候の土地で起こりやすいトラブルだと言えるでしょう。
寒冷地ほど寒さ対策が慣例化していないにもかかわらず、気象条件によっては、比較的簡単に凍ってしまうためです。

万が一ガス給湯器が凍結してしまった場合でも、配管が損傷していなければ大丈夫です。
凍った部分を溶かせれば、また問題なく、水もお湯も使えるようになります。

凍ったガス給湯器を溶かす場合にベストなのは、自然解凍です。
特に何もしないまま、ただ時間が経過するのを待ちましょう。
冬の朝に氷点下になったとしても、そのままの状態がずっと続くわけではありません。
昼に向けて気温は上昇していくため、自然に氷は解けていきます。
少しずつ無理なく解凍していくのが、内部の配管にもっとも影響を与えにくい解決方法です。

凍結に気付いたら、まずはリモコンの電源を落としましょう。
給湯器のコンセントは抜かなくても大丈夫です。
そのままじっと、時間が過ぎるのを待ってください。
数時間でお湯が使えるようになったら、給湯器周りを確認しておきましょう。
ポタポタと水が落ちていなければ、破裂の可能性は低くなります。

少しでも早くお湯を使いたい場合は、以下の手順で作業します。

1.リモコンの電源を落とす(※給湯器本体のコンセントは抜かない)
2.室内の蛇口を操作して、お湯が少し出るように動かしておく
3.ガス給湯器の配管に、タオルを巻く
4.タオルの上からぬるま湯をゆっくりとかける
5.蛇口から水が出るようになったら作業完了

このときの注意点は、熱湯を使わないことです。
「少しでも早く解凍したい」という気持ちもわかりますが、急激な温度変化に耐えられなかった管には、破裂の恐れがあります。
お湯の温度はぬるま湯程度(30度~40度)で十分です。
またコンセントやコード類にお湯がかからないよう、慎重に作業してください。

こちらの方法で解凍する場合、給湯器周りが水で濡れます。
気温が低い時期には、その水が凍結してしまう可能性があるので、丁寧にふきとっておきましょう。
また周辺部分が完全に乾いたのちに、水漏れトラブルが発生していないかどうか、確認するのがおすすめです。

ガス給湯器は「凍らせない」がベスト!適切な予防策は?

凍結すると、故障するリスクもあるガス給湯器。そもそも「凍らせない」のがベストです。
そのための対策として、ぜひ以下のような方法を検討してみてください。

・自動ポンプ運転を活用する
・お風呂の蛇口から、水を少量ずつ出しっぱなしにする
・ガス給湯器の水抜きをする

給湯器内の水が少しずつ動いていれば、凍結リスクは格段に低くなります。
また、凍結の原因となる水を、機器内からあらかじめ除去しておくのもおすすめの方法です。
まずは自宅のガス給湯器の機能をチェックしながら、ベストな防止策を講じてみてください。

凍結トラブルで困ったときはわかやま水道職人へ

比較的温暖な気候の和歌山県ですが、急激に冷え込んだ朝には、やはり凍結トラブルが発生しがちです。
「お湯が使えなくて困った!」「給湯器が凍結したあと、水漏れしている…」など、困ったことがあれば、水回りの修理専門業者に相談しましょう。

わかやま水道職人は、和歌山市や田辺市、橋本市、海南市のトラブルに、素早く対応しています。
凍結トラブルが解決できない場合や、給湯器の故障した場合など、困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
プロの技術と誠意ある対応で、お客様の不安を取り除きます。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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