水のコラム
汚れ掃除、カビ掃除、予防の3ステップでできるお風呂のお手入れ
気持ち良いお風呂を保つのはこまめなお手入れ
家にある水場の中でもお風呂は特に汚れが溜まりやすい場所です。お風呂でくつろいでいる最中も、視界の端に映るピンクの汚れやカビが気になっている方も多いのではないでしょうか。掃除をしてもまたすぐに汚れてしまい、きれいな状態を保つことを諦めてしまっているかもしれません。
正しい方法で掃除と予防を行えば、お風呂の汚れは対策が可能です。きちんと対策して、きれいなお風呂の維持に挑戦してみましょう。
汚れやヌメリの落とし方
まずは軽めの汚れやヌメリから落としていきます。用意する道具は重曹、クエン酸、エタノール、キッチンペーパー、浴槽用スポンジ、バスブラシ、スプレー容器などです。
・ピンクヌメリを落とそう
お風呂場でよく見られるピンク色のヌメリ、これは実は酵母菌の一種です。掃除するのは簡単なので、先に対処してしまいましょう。ピンクのヌメリは排水溝、シャンプーボトルの底など、気付きにくいところにも付着していることがあります。
ピンクのヌメリが見つかったらその箇所をキッチンペーパーで覆い、十分にエタノールを染み込ませ、10分ほど放置します。その後キッチンペーパーを外し、ブラシやスポンジで擦ればきれいに落とせます。細かい隙間の汚れには古くなった歯ブラシを使うのもおすすめです。
・水垢を落とそう
気付いたら鏡についている鱗状の汚れ、これがいわゆる水垢です。水分が蒸発してマグネシウムなどの成分が残留した水垢は、クエン酸による掃除が有効です。クエン酸を水に溶かしたスプレーボトルを用意し、こちらもキッチンペーパーを使って十分に染み込ませてから擦り落とします。水垢を落とすためのスポンジや洗剤も販売されているので、気になる方は試してみてください。
・湯垢を落とそう
浴槽の内側、普段お湯が溜まっているラインに固まっている頑固な汚れが湯垢です。こちらは水垢に皮脂汚れや石鹸カスなどが加わった酸性の物質なので、アルカリ性の重曹を使います。粉のままの重曹をスポンジに付着させて研磨剤として使う方法や、水に溶かしたものを染み込ませてから落とす方法などがあります。位置や材質などを考慮し、やりやすい方法で試してみましょう。他には台所用のクレンザーでも同様の効果が期待できます。
カビの落とし方
お風呂の汚れのボス格と言えば、やはり黒カビです。少し擦ったぐらいでは落とせず、あきらめて放置してしまう人も多いでしょう。しかしこちらもしっかり掃除してから予防対策をすればきれいな状態を維持することが可能です。
・掃除にはカビ取り用洗剤や漂白剤を使う
ここまでは重曹やクエン酸、エタノールなど肌と身体に優しいものを使ってきましたが、深く根を張った黒カビにはやはりカビ取り用洗剤が有効です。表面だけ拭き取ってもすぐにまた増えてくるので、きちんと根本から除去してしまいましょう。
カビ取り用洗剤を使う際にはゴム手袋、ゴーグル、マスクなど肌に洗剤を触れさせない、吸い込まないための対策が必要です。きちんと商品の説明も読んで使うようにしましょう。カビ部分に洗剤を吹き付けてしばらく放置し、水で十分に流してからスポンジや雑巾で拭き取ります。ここまで使ってきたキッチンペーパーで覆う方法は、黒カビにも有効です。細かい隙間や壁のカビなども見逃さず、落としきってしまいましょう。
・天井や高い位置のカビについて
天井や高い位置の壁にも、黒カビが増えていることがあります。この場合もカビ取り用洗剤を使うことになるのですが、直接スプレーを噴射してはいけません。浴槽用スポンジや柄の長いブラシに洗剤をよく染み込ませてから、カビ部分に塗りつるようにして使いましょう。
また、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーにラップを被せる方法もおすすめです。四隅をテープで貼り付けると効果的に染み込ませるだけでなく、洗剤が滴ることもないので安全に作業できます。
天井のカビを落とす際には、他にも幾つか注意点があります。一つ目はカビの真下に立たないことです。洗剤が身体に付着してしまう危険性があるので、長い柄のブラシや脚立を使って作業をしましょう。二つ目は天井の材質に気をつけることです。天井の素材によってはカビ取り用洗剤で変色や劣化を引き起こす可能性があるので、商品の説明をよく読み、不安な時は目立たない部分で試してから使いましょう。
カビや汚れの予防法
ここまでの掃除でお風呂場はきれいになりました。後はこの状態をどうやって保つかが重要です。ある意味では掃除以上に大事な日々のお手入れ、これも完璧にして汚れやカビとは無縁のお風呂を維持しましょう。
・汚れを流して水を拭き取る
ピンクのヌメリやカビが増える原因の一つは皮脂や石鹸カスといった汚れです。毎日のお風呂の後にはシャワーでお湯をかけて壁や床、浴槽の汚れを落としましょう。そして汚れを落とした後は水滴もきちんと拭き取ることが大事です。水分もカビの繁殖を促進する要素の一つなので、この作業はとても大切です。毎日の習慣にして水気のない浴室を保ちましょう。
・温度を低めに保つ
高い温度もカビが増えるのに必要な条件の一つです。お風呂上がりに暖かくなっている浴室の温度は冷ましておきましょう。お風呂の壁や床にシャワーをかけることで、浴室の温度を下げることが可能です。熱いお湯をかけて壁や床の汚れを流し、次に冷たい水で温度を下げ、最後にタオルを使って水滴を拭き取るという手順がおすすめです。
・乾燥させる
最後の問題は湿気です。どれだけ水滴を拭き取っても、水場である以上ある程度の水気は残ってしまいます。また、構造によっては結露によって水滴が発生することも考えられます。乾いた浴室を保つために一番便利なのは、浴室乾燥機を使うことです。カビ対策を打ち出した浴室乾燥機もあるので、とても効果的にカビの繁殖を防ぎます。
浴室乾燥機が設置されていない場合は、扉や窓を十分に開け自然乾燥を促すことが大切です。小型のサーキュレーターを設置して換気を促すこともできるので、浴室の構造に合った方法を試してみてください。
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わかやま水道職人は田辺市、和歌山市、橋本市、紀の川市、岩出市など和歌山県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレや浴室や洗面所、キッチンでのつまりをはじめ、水回りのトラブルでお困りの際には、ぜひ気軽にわかやま水道職人にお問い合わせください。