水のコラム

【マンションのお風呂】床下への水漏れトラブルを発生させる3つの原因

2021年07月26日  水漏れのトラブル

マンションのお風呂で床下への水漏れトラブルが発生すると、その影響は非常に大きくなってしまいます。下の階のお宅が水浸しになれば、損害賠償責任が生じます。水漏れの状況によっては、非常に高額な料金を請求される可能性もあるでしょう。

細心の注意を払いたい「浴室床下への水漏れ」ですが、いったいなぜ、このようなトラブルが発生してしまうのでしょうか? 3つの原因を解説します。

浴槽の破損

浴室から床下に水が漏れる場合の原因として、比較的多くみられるのが「浴槽の破損」です。浴槽にたっぷりのお湯を張り、リラックスするのを楽しみにしている方も多いことでしょう。もし浴槽が破損していれば、たっぷり溜めたお湯が、少しずつ床下に漏れだしてしまいます。浴槽の破損トラブルは、目立つ形で発生するとは限らないので、十分に注意する必要があるでしょう。

・浴槽の底のわずかなクラック
・目立たない部分に空いた小さな穴

見た目にはたいしたことがないように思えても、水による影響を無視するのは危険です。たとえ少量の水漏れであっても、床下への影響は着実に積み重なっていってしまうでしょう。できるだけ早く、補修・交換するのがおすすめです。

浴槽の寿命は、約20~30年と言われていますが、使用状況によっては10年ほどで劣化してしまうケースもあります。浴槽を長持ちさせるためには、こまめな清掃が欠かせませんが、洗浄剤に研磨剤を含まれていると、かえって寿命を縮めてしまいます。

素材を劣化させ、ヘアークラックと呼ばれる、蜘蛛の巣状の細いヒビが入りやすくなってしまうでしょう。またシャワーヘッドなど、浴槽の底に硬いものを落としたことが原因で、破損してしまうケースもあります。

浴槽が寿命を迎える前で、トラブル発生箇所が限定的である場合は、破損部分のみの補修で水漏れ被害を食い止められる可能性があるでしょう。一方で、設置から10年以上が経過しており、素材全体の劣化が進んでいる場合は、浴槽そのものを交換するのがおすすめです。

タイルや浴槽のつなぎ目部分

現在主流となっているユニットバスは、従来型のお風呂と比較して、床下への水漏れトラブルが発生しづらい仕様になっています。とはいえ、ユニットバスにも弱点はあるもの。それが、パーツのつなぎ目部分に使われている「コーキング」です。

浴室に施工されているコーキング剤は、時間の経過と共に劣化していくもの。コーキング剤が痩せて、パーツ同士の間に隙間が生じると、そこから水が入り込みます。こちらのパターンにおいても、「少量の水だから」と油断するのは危険です。

浴室内の床や壁にタイルが使われている場合も、タイル同士のつなぎ目部分から水漏れする可能性があります。一般的に、タイルの壁や床の内側には防水シートが施工されていて、それ以上奥に水が沁み込まないように造られているもの。しかしつなぎ目部分が劣化している場合、防水シートも劣化が進んでいて、本来の役割を果たさない可能性があります。つなぎ目部分の様子は、こまめに確認するようにしましょう。

劣化したコーキング剤は、定期的に打ち直すのがおすすめです。ホームセンターで道具を揃えれば、自力で修理・交換することも可能。とはいえ、浴室の水漏れに関わる重要なポイントですから、信頼できるプロに任せて、水漏れトラブル予防につなげるのもおすすめです。

各種パイプの破損

お風呂場の床下や壁内には、以下のようなパイプが走っています。

・排水管
・給湯管
・給水管

お風呂を使用するためには、どれも欠かせないパイプですが、これらの破損によって水漏れトラブルが発生してしまうケースもあります。こちらの場合、トラブル発生のサインを、外側から把握するのが非常に困難です。上2つとは異なり、住人が全く感知していない場所で、深刻な水漏れ被害が生じてしまう可能性があるのです。

比較的古いマンションで多くみられるのが、給湯管や給水管からの水漏れトラブルです。パイプの劣化により、小さな穴が開くことで、そこから水が漏れだしてしまいます。下の階の天井から水が漏れだし、初めて異常が発生していることに気づくパターンも多くみられます。給水管や給湯管の破損による水漏れが起きると、水道代が不自然に高騰しますから、ぜひこちらをサインにしてみてください。

一方で、排水管の破損による水漏れの場合、漏れ出るのは汚水です。床下から水が漏れ出たり、嫌な臭いが気になり始めたりしたら、トラブルの可能性を疑ってみましょう。この場合、残念ながら自力での修理・交換は不可能です。できるだけ早く水道修理業者を呼んで、対処してもらいましょう。

対処方法は、現場の状況によって異なります。修理方法によっては、費用が高額になる可能性もあるので、しっかりと比較検討したうえで、信頼できる修理業者に依頼するのがおすすめです。

3つの原因に思い当たる節があったら?

マンションの浴室床下の水漏れは、早急に対処するべき問題です。今回紹介した3つの原因に思い当たる節があれば、事態が深刻化する前に、確認だけでも済ませておきましょう。「水漏れする前に対処できた」「少量の水漏れで済んだため、ほとんど被害はなかった」という程度で済ませられるのが理想的です。

和歌山県内で「もしかして水漏れしているかも…」と思ったときには、わかやま水道職人にご相談いただければ大丈夫です。プロのスタッフが現場に駆け付け、お客様の不安解消に努めます。
見積もりまでは無料で対応いたします。和歌山市、橋本市、田辺市、紀の川市、岩出市など和歌山県の水のトラブルは、是非私どもにお任せください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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