水のコラム

お風呂の鏡が汚れるのはなぜ?落ちない理由と対処法

2021年09月23日  お風呂のメンテナンス

最初の頃は、ピカピカだったはずの浴室の鏡。
「いつの間にか白っぽい汚れが付着していて、拭いても取れない!」と悩んでいませんか?

鏡に付着している汚れの正体と、きれいな状態に戻すための対処法を解説します。
正しいお手入れ方法を知って、気持ちよく使える浴室を目指しましょう。

鏡の汚れの原因は水垢

浴室の鏡に付着している白い汚れの正体は、「水垢」です。
水垢とは、水の中に含まれているミネラル分(カルシウムなど)が、その場に留まって固まったもの。
石のように固い汚れなので、浴槽用スポンジでこすったぐらいでは落とせないという特徴があります。

浴槽の鏡は、水が飛び散りやすく、水滴がそのまま放置されがちです。
気付いたときには水垢汚れが堆積していて、「どうがんばっても汚れが落とせない…」という状況に陥ってしまいます。

水垢汚れが堆積するのは、浴室の鏡だけではありません。
浴槽や浴室内の壁にも、水垢汚れは堆積しています。
「触るとざらざらする」と感じるのは、水垢汚れが付着している証拠ですが、色やデザインによって目立ちにくいという特徴があります。
一方で鏡は、「表面に物を映す」という特徴を持つため、同じように水垢汚れが付着していても、浴槽や壁よりも目立ってしまうのでしょう。

浴室内の掃除をするとき、「浴槽用スポンジに洗剤をつけてこすり、最後に水で洗い流す」という手順で実践する方も多いはずです。
しかし残念ながら、この手順だけで、水垢汚れを除去することはできません。

また、水で洗い流した後の水滴を放置すれば、さらに水垢汚れを悪化させる原因になってしまうでしょう。
「鏡に付着した水垢汚れをなんとかしたい!」と思ったときには、水垢汚れならではの特徴を理解した上で、適切に対処することが大切です。

対処法は「溶かす」もしくは「削り落とす」

すでに堆積してしまった水垢汚れ。
非常に頑固な汚れを落とすための方法は、以下の2つです。

・汚れを溶かす
・汚れを削り落とす

それぞれの特徴や具体的な方法について、詳しくチェックしていきましょう。

・水垢汚れには酸性洗剤を
ミネラル分が堆積してできる水垢汚れは、アルカリ性の汚れです。
このため、酸性の洗剤を吹き付ければ、汚れが溶けて浮き上がります。

これまで、バスブラシでどれだけこすっても落とせなかった頑固な汚れも、楽にするんと、落とせるようになるでしょう。
水垢汚れに効果が期待できる酸性洗剤には、以下のようなものがあります。

・クエン酸水
・水垢クリーナー
・酸性タイプの浴室用洗剤

クエン酸は、百円均一でも購入可能で、水に溶かしてスプレーするだけでOKです。
お風呂場以外でも活躍してくれるアイテムなので、ぜひ取り入れてみてください。
一度の掃除で汚れを落としきれなかった場合、何回か繰り返すのがおすすめです。
 
 
・酸性洗剤でも歯が立たないなら削り落とそう
水垢汚れが何層にも重なっていると、酸性洗剤だけでは落とせないケースも。
この場合、研磨剤を使って物理的に水垢汚れを除去していきましょう。

浴室用掃除アイテムをチェックしてみると、「鏡の水垢専用ダイヤモンドパッド」といった商品が販売されています。
水をつけてこするだけで気になる汚れを除去できる、画期的なアイテムです。

水垢汚れを落とす場合の注意点3つ

頑固な水垢汚れを自力で落とす場合、頭に入れておきたい注意点もあります。
3つのポイントを紹介します。

・有害なガスの発生
酸性洗剤を使って水垢汚れを落とす場合に、注意しなければならないのが「塩素系洗剤との併用」についてです。
パイプハイターや浴室用カビ取り剤など、塩素系洗剤は多くありますが、酸性洗剤と混ぜ合わせると有毒ガスが発生してしまいます。
同時に使わないよう、注意してください。

「水垢汚れもカビ汚れも落としたいのだけれど…」という場合には、両方の洗剤を時間差で使いましょう。
「今日は鏡の水垢汚れ、明日はタイルの目地のカビ汚れ」など、洗剤を使用するタイミングをずらすことで、安全に清掃できます。
 
 
・鏡の傷
こちらは、水垢汚れを削り落とす場合の注意点です。
水垢汚れは頑固な汚れですが、鏡の表面は比較的傷が付きやすいもの。
研磨剤の種類や使い方によっては、「水垢汚れは落とせたけれど、鏡の表面が傷だらけになってしまった…」というトラブルも発生しがちです。

お風呂の鏡の水垢汚れを落とすための研磨剤は、「何を使ってもOK」というわけではありません。
お風呂鏡用の専用アイテムを使用すると安心です。
 
 
・黒いシミ汚れは水垢ではない
浴室の鏡の水垢汚れを掃除していると、黒いシミのような汚れが気になることがあります。この黒いシミは水垢汚れではなく、鏡の素材と構造から生まれる問題です。
専門用語で「シケ」と呼ばれる汚れで、鏡に使われている銀の成分が酸化したり腐食したりすることで発生します。

残念ながら、この黒いシミ汚れは取り除けません。
鏡の寿命は約15年程度と言われており、この時期になるとシケができやすくなります。
鏡の交換も視野に入れてみてください。

ポタポタ水漏れも水垢汚れの原因の一つ!相談はわかやま水道職人へ

浴室の水栓やシャワーヘッドから、ポタポタと水が流れ出ていると、水垢汚れもひどくなってしまいがちです。
まず水漏れトラブルを解決してから、頑固な水垢汚れを除去していきましょう。
和歌山県内の水漏れトラブルには、わかやま水道職人が対応いたします。

和歌山市や海南市、橋本市、有田川町、御坊市、那智勝浦町にお住まいの方の中にも、急な水漏れや頑固な水垢汚れで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

まずはお電話でご相談いただければ、専門スタッフが現地で無料見積もりいたします。
不要な工事をおすすめすることはありませんので、安心してご相談ください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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