水のコラム

キッチンのコバエ対策はどうしたらいい?自力でできるDIYをご紹介

2021年10月14日  キッチンのメンテナンス

夏の暑いシーズンに入ると、キッチンのシンク周りや三角コーナーにコバエが飛び交う光景を目にすることが少なくありません。コバエ取りを設置しても、なかなか感じられないと悩んでいる方もいるでしょう。実はキッチンによく出現するコバエには種類があり、発生しやすい場所や時期、好む環境がそれぞれ異なります。そのためコバエの種類を知り、特徴に合わせて寄せ付けない対策も必要です。

今回は自力でできるコバエの対策法をご紹介します。

そもそもキッチンのコバエはなぜ発生するのか

コバエは網戸の隙間や通風孔などを通じて外から侵入してきます。湿気が多く、生ゴミや食べ残しなどの腐敗物があるところを好み、とくにキッチンやお風呂場に集まりやすいです。キッチンの場合、シンクの三角コーナーや排水溝の汚れがあるところに卵を産み付けて繁殖します。

コバエは一週間から半月かけて、産卵から成虫のサイクルを繰り返します。なかには大量の卵を産み、短いサイクルで羽化するタイプもいるため、気が付いたら大量に発生して駆除に時間がかかるケースも少なくありません。

キッチンに出現するコバエは4種類!それぞれの特徴

キッチンに現れるコバエは主に4種類に分かれます。

・ショウジョウバエ
春や秋にもっとも繁殖しやすく、キッチンに発生するコバエのほとんどはショウジョウバエと言われています。果物や野菜を好み、とくに腐ってアルコール発酵し始めた果物には注意しなければなりません。一日に大量の卵を産み、産卵から約10日という短いサイクルで羽化するため、いつの間にか大量発生してしまう可能性があります。

・チョウバエ
チョウバエは排水溝や下水管のヌメリやヘドロなど、不衛生な環境を好みます。5月〜6月によく発生するコバエですが、シンク周りの衛生状態が悪いと年間を通じて出現するので注意が必要です。排水管の中でも繁殖し、下水の悪臭やガスを遮断するための排水トラップを通過して排水溝に現れます。チョウバエの発生源がわからないときは、排水管の中が原因である可能性が大きいでしょう。

・ノミバエ
ノミバエは梅雨の時期から夏場まで、気温の高いシーズンに発生するコバエです。食べ物や腐敗物に引き寄せられて侵入してくることが多く、生ゴミや腐った植物、排水溝などに発生します。動物質も好み、食べ残しだけでなくペットやネズミの糞、ミミズなどの動物の死がいが放置されたような場合にも大量発生のリスクがあります。さらに食べ物に卵を産み付ける習性があり、人間が口にしてしまうと腹痛や下痢を引き起こすことがあるため、非常に厄介です。

・キノコバエ
一年を通して見かけますが、とくに湿度の高い梅雨の時期に発生しやすいコバエです。シイタケやキノコ、人参などの農作物を食害することもあります。繁殖能力が非常に高く、一度に数百個もの卵を産み付けるため、大量に発生する危険があります。明るいところに集まる習性があり、夜に窓を開けている場合は侵入経路になりやすいでしょう。

キッチンのコバエを自力で対策するには?

コバエ対策には3つの方法が挙げられます。

・排水溝や三角コーナーは常に清潔に保つ
排水溝や三角コーナーにたまったヌメリや汚れは、孵化した幼虫の栄養となるため、コバエが卵を産み付けるおそれがあります。小まめに掃除するだけでなく、排水溝に生ゴミを流してしまわないようにゴミ取りネットを使用し、小まめに取り替えてあげるといいでしょう。

コバエの幼虫は熱に弱いので、約60℃の熱湯を排水溝に流すと駆除できます。卵は目に見えないほど小さく見つけることが難しいので、漂白剤やパイプクリーナーを排水溝に撒くとさらに安心です。

・生ゴミや果物の臭いが漏れないようにする
コバエが寄り付きやすい生ゴミや果物の皮は、新聞紙に包んでビニール袋に密封して臭いをシャットアウトすると効果的です。生ゴミを入れたビニール袋をゴミの回収日までに保管する場合は、臭いが漏れにくいタイプのゴミ箱に入れて保管しておきましょう。

また、食器類についた食べ残しや、飲み残しの臭いに引き寄せられてくることがあります。とくにアルコール類には、ショウジョウバエが好んで集まりやすいのでご注意ください。食事が済んだらすぐに食器を洗い、飲み終わったペットボトルや缶類はしっかり水ですすいでおくと防げます。

・照明を防虫用のものに取り替える
虫は照明から出る紫外線に反応して集まる習性があります。そのため、紫外線をカットした防虫用の蛍光灯に取り替えたり、窓用の防虫フィルムを貼ったりなどして対策するといいでしょう。防虫用の蛍光灯は3,000円程度、防虫フィルムは300円〜500円程度で買えます。

キッチンシンク周りのトラブルでお困りの方はプロにご相談ください

自力で対策してもコバエの発生を抑制できない場合は、プロに依頼するのも一つの方法です。わかやま水道職人は和歌山市、田辺市、橋本市、海南市、有田市、御坊市など和歌山県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。

キッチンシンクの排水溝のトラブルをはじめ、トイレや浴室などのつまり・水漏れなども解決します。水回りのトラブルでお困りの際には、ぜひ気軽にわかやま水道職人にお問い合わせください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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