水のコラム
トイレの節水のポイントはタンクにあり？自力でできる方法をご紹介
毎月の生活費の中で、水道料金の高さに悩んでいる方は少なくありません。東京都水道局の資料によると、一般家庭において一日で使う水の量は、お風呂がもっとも多く、その次がトイレという結果が出ています。家族の人数が多ければ多いほど水道の使用量が増えて料金も高くなりますが、日常生活の中で実践できる節水を意識すれば、料金を安くするのは難しくありません。
今回はDIYでできるトイレの節水方法について解説します。
すぐに実践できるトイレの節水方法
・用途に合わせて大・小レバーを使い分ける
使用後のトイレを流す際には、大・少レバーを使い分けると節水に効果的です。トイレで一回に流す水の量は、大レバーは一回あたり約6〜10リットル、小レバーは約3〜5リットルの水を消費していると言われています。
お住まいの地域により異なりますが、水道料金は大一回あたりで約2.4円、小は1.2円ほどです。小用であれば少レバーで問題なくきちんと流せるので、用途に応じて使い分けるといいでしょう。
・風呂の残り湯をトイレの流し水に再利用する
お風呂の残り湯を便器に流し、洗浄水として再利用する方法があります。お風呂の水の有効活用と、トイレの節水の両方が実現する一石二鳥の方法です。ただし、大洗浄にはおよそ6リットルの水が必要なため、バケツで水を運ぶのは大変です。小洗浄で必要な量はおよそ3リットルと、大人一人でも運べる重さなので、小用時に取り入れてみるといいでしょう。
タンクがポイント！節水グッズで節約する方法
節水は普段の使い方の見直しほか、水圧を下げずに水の使用量を抑えられる節水グッズを活用するのも一つの方法です。どれも安価で簡単に取り付けられますが、トイレのタイプによっては取り付けられない場合があるので、対応しているかどうか事前にご確認ください。
・節水リング
少レバーと同じように、大レバーも回している間だけ水を流せるようになり、水の使い過ぎを防ぐアイテムです。節水リングを設置すると、約40％の節水効果が期待できると言われています。さらに価格は500円程度とお手頃なので、もっとも取り入れやすい方法です。ただし大便のときやトイレットペーパーを多く使うときは、長めにレバーを回しておかないと詰まりの原因となるのでご注意ください。
・水洗トイレ節水器ロスカット
タンク内の排水口を早く閉じる働きをしてくれるアイテムです。節水器ロスカットの設置により、トイレを勢いよく流したあとにだらだらと流れる無駄な水を節約してくれます。約30％の節水効果があるとされており、メンテナンスも不要なのがポイントです。価格は3,000円程度ですが、半永久的に使えるのでお得といえます。トイレの使用頻度や種類により異なりますが、年間1〜2万円の節約が期待できるでしょう。
・ドルフィンセーブ
トイレタンク内のバルブと交換するグッズで、節水器ロスカットと同様にタンク内の排水口を早く閉じる働きをしてくれます。節水量の調節が9段階に分かれており、各家庭の水の勢いに合わせて調節できるのが魅力です。価格は5,000〜6,000円程度と少し高めですが、機能性の高さを重視するならドルフィンセーブがおすすめです。
・トイレのタンク内にペットボトルやレンガなどを入れるのは危険
トイレの節約法で有名なのが、タンクの中にペットボトルやレンガを沈めてトイレ内の水量を減らす方法です。しかし給水タンク内の部品にぶつかってしまい洗浄できなくなったり、水が止まらなくなったりなどのリスクがあります。最悪のケースではタンクが故障し、修繕費がかかってしまう可能性もあるため、避けたほうがいいでしょう。
新しいメーカーのトイレは節水効果が期待できる
節水効果をより高めるなら、最新の節水型トイレに取り替えるのも一つの方法です。水の使用量で比較すると、従来のトイレは最大で13リットルの水が消費されるのに対し、節水型トイレは小で6リットル、大で8リットルと大きな差があります。
また、一部の洗浄機能には、トイレットペーパーを流さないときに使える小よりもさらに少ない洗浄ボタンが搭載されています。賃貸住宅や予算の都合により難しいケースはありますが、家族の人数が多い場合は、新しいものに取り替える方法を検討するのもいいでしょう。
トイレ周りのトラブルでお困りの方はプロにご相談ください
節水に取り組んでいても水道代が一向に安くならない場合は、水漏れの可能性が考えられます。ナットの緩みやパッキンの劣化などの簡単な水漏れは、自力で治せるケースもありますが、修理に慣れていないとさらなる水漏れを引き起こす危険があります。
わかやま水道職人は和歌山市、田辺市、橋本市、海南市、那智勝浦町、上富田町、みなべ町など和歌山県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレや浴室などのつまり・水漏れをはじめ、キッチンシンクの排水溝のトラブルなども解決します。水回りのトラブルでお困りの際には、わかやま水道職人にお問い合わせください。
