水のコラム

イヤな匂いやつまりの原因にも!キッチンの排水口の掃除方法を学ぼう

2021年12月23日  キッチンのお掃除


キッチンは、常に使う人とそうでない人と分かれますが、どちらの場合でもこまめに細かな所まで念入りに掃除しないという方が多いのではないでしょうか。その理由のひとつに、夏は暑く冬は寒い場所になるため、調理以外で長居しないからという点が挙げられます。

こまめに掃除をしていないと、ふとした瞬間にイヤな匂いが発生し、気になってしまうこともあります。そこで、この記事ではキッチンのイヤな匂いの原因や排水口の掃除方法をお伝えします。

キッチンの排水口が汚れてしまう原因とは?

キッチンでイヤな匂いに気づいた場合、匂いの発生源は排水口にあるケースが多いです。さまざまな原因がありますが、主なものに食べ残し(生ごみ)・油汚れ・洗剤カスが挙げられます。

ここでは排水口の汚れの原因について詳しく解説します。日頃のキッチンの使い方によっても考えられる原因は異なってくるため、どれに当てはまるのか考えながらチェックしてみてください。

■食べ残し(生ごみ)
調理するときに、切り取った野菜の皮やヘタを排水口に落としたり、食べた後の魚の骨や肉のスジなどをそのまま排水口に落としたりして、生ごみとして後で回収するという場合は、排水口に雑菌を繁殖させてしまいます。

雑菌はイヤな匂いだけではなく、ヌメリの原因にもなります。また、コバエをキッチン付近で多く見かけるのは、排水口に食べ残しや生ごみがある時間が長いためです。排水口に長時間放置された食べ残しは、夏の気温で腐ります。腐った悪臭によってコバエが集まってしまうと考えられます。

■油汚れ
飲み干せなかったインスタントラーメンの汁や、揚げ物に使った油を排水口に直接捨てている場合は、要注意です。頻繁に行っている場合は、排水口の奥が詰まってしまう可能性があります。熱いままのラーメンの汁は、排水口を水と一緒に流れる間に冷め、油だけ排水管に残ってしまうからです。

また、すぐにでもやめるべき行為が、油をそのまま排水口へ流すことです。排水管に油が残って詰まる原因にもなりますが、排水管を破損させてしまう可能性が高くなります。

とくに揚げ物に使った油を冷まさずに流した場合の油の温度は、100度を超えることもあり排水管を溶かしてしまいます。もし、ラーメンの汁や油を流したときに、シンクがボコっという音を立てた場合は、液体の温度が高く排水管に負担がかかっていると思っていいでしょう。

■洗剤カス
意外な原因と思われるのが、洗剤カスによるものです。

食器を洗うときに使う食器用洗剤には、ミネラル分が含まれているものがあります。ミネラルは、雑菌が繁殖するときの原因となるためイヤな匂いにつながってしまうのです。

また、酸性の汚れになるためシンクに付いたままになると排水口からではなく、シンク内からイヤな匂いがすることがあります。見た目が、水垢と似ているのも洗剤カスの特徴です。

キッチンの排水口の掃除方法

キッチンの排水口の掃除方法を知らない人は少なくありません。こまめに掃除することで、ヌメリや匂いも最小限に抑えることができます。この機会にぜひ知っておくことをおすすめします。

■台所用の塩素系漂白剤を使った掃除方法
キッチンの排水口の掃除をしたことがなく匂いが気になる場合は、まずは念入りに排水口の掃除をする必要があります。最初にしっかりと掃除してしまえば、後が楽なので思いきって掃除しましょう。

掃除にはさまざまな方法がありますが、身近なものを使って掃除する方法を紹介します。必要な物は、台所用の塩素系漂白剤とゴム手袋の2つだけです。台所用の塩素系漂白剤もゴム手袋もドラックストアで購入することができます。

掃除する前に、換気扇を回しましょう。換気扇がない場合は、部屋の窓を開け換気するようにします。また、台所用の塩素系漂白剤は塩素系の薬品にあたるので、トラブルを避けるためにもゴム手袋を着けておこなってください。

【手順】
1.排水口内に生ゴミをすべて取り除く。
2.排水口の受け皿と排水口カバーは取り外す。
3.排水口の汚れている部分に台所用漂白剤を吹きかける。
4.30分間ほど放置し水で台所用漂白剤を洗い流す。

汚れに台所用漂白剤をまんべんなく吹きかけるのがポイントになります。

■重曹とクエン酸を使った掃除方法
重曹とクエン酸を使った掃除方法は、安全に掃除が行えるため多くの主婦層におすすめの掃除方法です。

環境にやさしい素材でもある重曹とクエン酸は、それぞれ落とせる汚れが違います。重曹は酸性の汚れ、クエン酸はアルカリ性の汚れを落とします。重曹は、油汚れ落とすことができます。一方、クエン酸で落とせるアルカリ性の汚れは、水道水に含まれるミネラル分が固まった水あかです。それぞれで使う場合には、油汚れや水あかなどの汚れを落としますが、一緒に使うことで中和反応を起こします。重曹とクエン酸が中性反応を起こすと、二酸化炭素の泡が発生し排水口のヌメリや汚れを浮き上がらせることができるのです。

必要な物は、重曹(1カップ)・クエン酸(1/2カップ)・60〜70℃のお湯(2L以上)・ゴム手袋・スポンジです。重曹もクエン酸もナチュラルクリーニングで使われるもので、直に手に触れても安全といわれていますが、お湯を使うため念のためにゴム手袋を用意しましょう。また、換気もしっかり行ってください。

【手順】
1.排水口内に生ゴミをすべて取り除く。
2.排水口の受け皿と排水口カバーは取り外す。
3.排水口を水で濡らす。
4.重曹を排水口にまんべんなくふりかける。
5.クエン酸をふりかける。
6.30分〜2時間ほど放置し60~70度のお湯で流す。
※熱湯をかけると排水管の破損の恐れがあります。温度を守りましょう。
7.排水口の汚れをスポンジで取り除く。

重曹とクエン酸の中性反応によってできる二酸化炭素の泡は、こびりついた古い汚れも浮き上がらせることができますが、しつこい場合には一度で落ちないこともあります。

キッチンの排水口汚れを予防する方法

キッチンからのイヤな匂いを避けるには、こまめに掃除することや排水口の扱いを知っておくことが大切です。毎日の積み重ねで、毎回の掃除の手間も時間もかからなくなります。

■いつの間にかできる排水口のヌメリ対策
排水口のイヤな匂いは、排水口にできるヌメリから発生することがあります。シンク周りは常に水分がある状況で細菌が発生しやすい環境です。細菌のエサは主に油分やカビで、排水口に付着した細菌は、油汚れを栄養に繁殖します。それが、ヌメリです。つまり、ヌメリを発生させなければ、イヤな匂いが発生することを抑えることができるのです。

食事の準備や片付けなどで出る生ごみを排水口に流しているであれば、止めましょう。生ごみを排水口に流さないだけでも効果はあります。排水口カバーにゴミ受け用のネットをすると楽ですよ。

また、ネットを装着する時にアルミホイルを丸めたものを入れておくと、さらに効果的です。アルミホイルは、水に触れると化学反応を起こし金属イオンを発生させます。ヌメリの原因である細菌は金属イオンを避けるため、ヌメリができにくくなるのです。

アルミホイルは使用済みのものを使っても良いでしょう。排水口から落ち排水管に詰まるリスクがあるため、大きさには注意が必要です。また、アルミホイルは水に接する表面積を増やすためふんわり丸めるのがポイントになります。

■排水口のイヤな匂いを防ぐには生ごみの処理が大切
シンクや排水口周りは、水を使うため常に細菌が発生しやすい環境です。生ごみや油汚れをエサに細菌は増殖し、匂いを発生させます。匂いの元である細菌を繁殖させないように、生ごみの処理をしっかり行うことが大切です。

まとめ

キッチンでイやな匂いを感じたら、その原因のほとんどは排水口にあります。また、排水口の汚れは食べ残しや油汚れ、洗剤カスによるものです。気になったらここでご紹介した方法で排水口を掃除してみてくださいね。

日頃こまめにお手入れして、清潔なキッチンを保ちましょう。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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