水のコラム

洗濯機の蛇口から水漏れが発生した際に考えられる原因とは?

2022年01月26日  洗濯機の水漏れ


突然、洗濯機の蛇口から漏水が起きてしまったら、誰でも慌ててしまいますよね。

改善するまでの間、洗濯機が使えないと不便です。コインランドリーが普及しているとはいえ、毎日洗濯機を使う方や家族が多いご家庭では、非常に不便な思いをすることとなるでしょう。

また、マンションやアパートの場合、漏水の度合いによっては自宅だけではなく、下の階に迷惑をかけてしまいます。

洗濯機の蛇口からの漏水は、発生箇所や原因によって対処法がさまざまです。蛇口のネジをきつく締め直して漏水が止まるのであればラッキーですが、そうとは限りません。

まず冷静になって、蛇口のどの部分から漏水が起きているのかを突き止めましょう。漏水の原因ごとに適切な対処を行うことが大切です。

洗濯機の蛇口から水漏れが発生した際に考えられる原因

洗濯機の蛇口からの漏水は、蛇口のどの箇所で起こっているかで原因が変わってきます。漏水の原因となる例をいくつか紹介していきます。

■ニップルからの水漏れ
まず、蛇口と給水ホースを取り付けるために使われる4本のネジがついたニップルという部分があります。洗濯機の水漏れはこの部分から発生ケースが多いようです。

ニップルを外すとその中にゴムパッキンがあり、経年劣化でネジがゆるみ、サビができてしまうことがあります。これがニップルからの漏水の主な原因です。

■蛇口本体のナット部分からの水漏れ
次に、蛇口本体のナット部分です。ニップル部分と同様に、ナットのゆるみやパッキンの経年劣化が原因とされています。

■そのほかの部分からの水漏れ
洗濯機の蛇口と壁の設置面からの漏水は、蛇口根本のパッキン、蛇口本体やシールテープの劣化や破損が原因です。

他にも、蛇口と給水ホースのつなぎ目から漏水が発生することがあります。接続部分のナットのゆるみや留め具内パッキンの劣化、給水ホースの破損などが原因です。

このようにどの箇所でも部品の経年劣化が進むと、水漏れを引き起こすことが多くなります。

洗濯機の蛇口からの水漏れを自力で直す方法

洗濯機の蛇口からの漏水を修繕会社にお願いした場合、部品代金以外にも作業費などが上乗せされ、費用がかかってしまうことは避けられません。

自分で修理すれば費用は部品代だけで抑えられますから、作業に自信があれば自力で修理を行う選択もありでしょう。

修理は、まず漏水箇所を突き止めて、どこを改善すべきかを明確にしてから行うことが大切です。洗濯機の蛇口の漏水原因となる部分は主に5箇所あります。

・蛇口の付け根
・ハンドル部分
・接続部分のナット周辺
・ニップル部分
・洗濯機用の水栓

それぞれ修理の方法を説明します。

■蛇口の付け根
洗濯機の蛇口と給水管の間の付け根から漏水が発生している場合、接続部分の内側にあるパッキンを換えれば漏水を解消することができます。

修理方法は次のとおりです。

・水栓を止めて残留水を出す
・単水栓を回して取り外し、ブラシで給水管の汚れを取り除く
・取り付ける単水栓にシールテープを巻き、給水管に単水栓を取り付ける
・水を出してみて問題がなければ完了

■ハンドル部分
ハンドル部分から漏水が発生している場合、ハンドルの中にあるパッキンが劣化している可能性があります。パッキンを新しいものに換えると漏水が改善されるでしょう。

修理方法は
・止水栓を閉め、ハンドルの上部にあるカラービスを取り外す
・ハンドルを真上に持ち上げて取り外し、元の三角パッキンを取り外す
・新しいパッキンに換えてハンドルを元に戻して水を出し、問題がなければ完了
となります。

■接続部分のナット周辺
接続部分のナット周辺からの漏水は、吐水口の水栓本体の間にあるパッキンの劣化が原因となります。

こちらもパッキンを新しくすることで改善されます。

修理方法は、
・止水栓を止め、吐水口を固定しているナットを外す
・元のパッキンを取り外し、新しいパッキンに換える
・取り外した時と逆の手順で戻して、水を出して問題がなければ完了
となります。

■ニップル部分
プル部分からの漏水は、接続部分のネジのゆるみや内側にあるパッキンの劣化が原因となります。ドライバーなどでネジのゆるみを解消しても漏水が続く場合は、パッキンを新しくしましょう。

修理方法は、まず止水栓を閉め、レンチやドライバーでニップルがゆるんでいないか確認します。しっかりと締めてみて、それでも漏水がある場合はニップルを取り外します。

残留水が出てくるのでタオルを用意すると良いでしょう。元のパッキンを取り外して、新しいパッキンに換えます。

ニップルを戻して水を出し、問題がなければ完了です。

■洗濯機用の水栓
洗濯機専用の蛇口からの漏水の場合にも、水栓の中にあるパッキンを新しくします。

修理方法は
・止水栓を閉め、根本近くのナットをゆるめる
・内部にある既存のパッキンを取り外して、新しいパッキンに換える
・取り外した時と逆の手順で戻して、水を出してみて問題がなければ完了
となります。

洗濯機の蛇口からの水漏れを未然に防ぐためには?

漏水が頻繁に起きないように、普段からネジやナットなどの周辺のゆるみや劣化がないかチェックすることが大切です。

定期的にメンテナンスをすると蛇口の劣化を防ぐことができ、通常よりも長く使用することができます。蛇口は開きっぱなしにしておくと水圧がかかり続けてしまい、大変負担になります。

これが原因となって漏水が起きてしまうこともあるので、使用しない時はしっかり蛇口を締めることを心掛けましょう。

また、ニップルの中には漏水ストッパーという機能がついたものもあります。この漏水ストッパーは、給水を自動的に停止してくれるオートストップ機能が付いていて、突然ホースが外れてしまっても安心な仕様です。

蛇口を締めておくのは面倒に感じるに場合は、漏水ストッパーを使用して対策してみると良いでしょう。

自力での修理が難しい場合は専門業者に連絡を!

漏水の修理の仕方を確認できても、中には自分で行うのは難しいと考える方もいるかと思います。

たしかに、洗濯機の蛇口に合う部品や道具も自分で用意しないといけませんし、もし事態を悪化させてしまった場合も全てが自己責任となるため、かえって費用や手間がかかってしまう場合があります。

自分で対処する自信のない方は、無理をせず始めから修理業者へ依頼した方が無難かもしれません。修理業者に依頼をする際は、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

修理業者によって作業内容や金額は異なるので、しっかり見定めすることも大切です。

きちんと納得した上で依頼をするようにしましょう。

まとめ

洗濯機の蛇口からの漏水は、いつ起きるか予想ができるものではありません。しかし、ある程度対処の方法を把握しておくと突然漏水が起こった際に慌てずに対応できます。

また、日常的に蛇口周辺のメンテナンスを行なっていれば、漏水の原因となる部品の劣化などを防ぐことができます。

他にもネジのゆるみを締めたり、パッキンを新しくしたりすることは比較的簡単な作業となるので自分でチャレンジしてみても良いでしょう。

ただ、中には素人には難しいケースもあるので、自分では不可能だと判断した場合は、無理をせずにプロの修理業者へ依頼することをおすすめします。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315