水のコラム

ウォシュレットの故障を疑うときにまずチェックしたいポイントを解説!

2022年04月25日  トイレのメンテナンス


ウォシュレットの動きが遅い時や、リモコンを押しても動かないことがあるでしょうか。

こんな時は、すぐに故障を疑ってしまいがち。しかし、故障を考える前にチェックしたいポイントがあるんです。

この記事では、ウォシュレットの調子が悪い時にまずチェックしたいポイントや、ウォシュレットを長持ちさせるためにできることを紹介します。

ウォシュレットが故障?まずチェックしたいポイント

ウォシュレットの調子が良くない時には、故障を疑う前にチェックしたいポイントが2つあります。まず、電気の状態が問題ないかということです。

ウォシュレットが上手く動かない時は、電気が供給されていない可能性があります。停電していないだろうか、ブレーカーは落ちていないか、ウォシュレットのプラグが抜けていないか、本体のスイッチは切れていないか確かめてみましょう。動かないと思って原因を調べてみると、電気が通っていなかったということもあり得ます。

トイレ内を見ただけで判断できない場合は、家の中の電化製品が動いているかチェックしてみてください。次に、水がトイレに通っているかどうかです。ウォシュレットの水が出ない時には、水道から水が供給されていないことや給水フィルターに汚れが詰まっている可能性があります。

断水していないか、水道の元栓が閉まっていないかなどもチェックしてください。電気や水道が原因でウォシュレットが故障したと勘違いする人は少なくありません。

マンションに住んでいる人であれば、貯水槽からの給水が止まっていないかを管理会社に確かめることもできます。

ウォシュレットの故障個所や原因ごとの対応方法

ウォシュレットの故障箇所はさまざま。ここでは、ウォシュレットの故障箇所ごとの対応方法を紹介します。まず、ウォシュレットの水漏れですが、水漏れ箇所は主にノズル、給水管・分岐栓、給水フィルターの3箇所に分かれます。

この中で、最も多い水漏れ箇所がノズルです。チェロチョロと出ている時は洗浄中なので心配ありませんが、水の量があまりにも多い場合は故障の可能性が高いと考えられます。ノズルの水漏れの際は、最初から業者を呼ぶことをおすすめします。部品を変える必要があるかもしれないので、自分で対応せずすぐにプロにお願いしてください。

給水管・分岐栓から水漏れした場合には、トイレタンク側もしくは止水栓側のナットが緩んでいるのかもしれません。モンキーレンチで締めるだけで水漏れを解消できるでしょう。給水フィルターが目詰まりを起こしたり、部品が劣化すると給水フィルターから水漏れします。

この部分から水漏れしているときは、給水フィルターを新しいものに交換してください。自分で作業するのが難しい人は、業者に依頼することをおすすめします。また、ノズルから水が出てこないこともあるかもしれません。水が出てこない時は、ウォシュレットの側面にある給水フィルターに汚れが溜まっている可能性があります。汚れがある際には、給水フィルターを掃除してみてください。

まず、トイレの止水栓を閉め、止水栓からフィルターを取り出します。古い歯ブラシを使って給水フィルターをこすり洗いしてください。キレイになった給水フィルターを元に戻してトイレの止水栓を開けて終了です。ウォシュレットの種類によってフィルターの設置場所や取り外し方は異なります。必ず説明書を見て作業するようにしてください。

さらに、ウォシュレットがセンサーに反応しないといった不具合もあります。このような場合、考えられる原因はセンサーが汚れているか、故障しているかのどちらかです。

最初に、トイレクリーナーや水で濡らしてしっかり絞った雑巾でセンサーを拭き取ってみてください。センサーが汚れているのであれば、これで改善されるはずです。センサーを拭いても改善されない場合は、故障したと考えて良いでしょう。業者を呼んで対応してもらってください。

ウォシュレットの故障を防いで長持ちさせるには

ウォシュレットの故障を防ぐためには、定期的なメンテナンスを続ける必要があります。特に、故障対策となるのは、ノズルの掃除です。ウォシュレットを毎日使用する人なら、ノズルも毎日使用していることになります。

使用するだけノズルは汚れていき、便や尿石、水垢などの汚れがつくことも。水の出を「強」に設定している場合は特に、汚れが跳ね返ってくることもあります。ノズル汚れを放っておくと、ノズルに汚れが溜まり水の出が悪くなったり、動かなくなることもあります。

また、ノズル収納部分は湿気が多い部分。手入れしないとあっという間にカビや雑菌が増えていってしまいます。こうした状況を防ぐためにも、ノズルはこまめに掃除してください。週に1〜2回、汚れがついていないかをチェックしてトイレットペーパーなどで拭き取るだけで良いでしょう。

ノズル出口部分の掃除は、電源を入れノズル掃除のボタンを押してください。ノズルが出てきたら、中性洗剤やウォシュレット専用クリーナーで薄めたスポンジを使用して、磨いてキレイします。ボタンを押してノズルを収納して完了です。ノズル掃除機能が付いていないタイプの場合は、手動でノズルを引き出して同じように洗剤をつけたスポンジを使って掃除します。

その後、手動でノズルを戻して完了です。ノズルシャワー部分の掃除は、ノズルを引き出して使い古しの歯ブラシを使ってシャワー穴や先端部分をきれいにします。この時、強く力を入れると余計に汚れがついてしまいます。力の入れ過ぎに注意してください。

ノズルシャワーをきれいにした後は、ノズルを収納して完了となります。ノズル専用の洗浄剤やクリーナーの中には、除菌効果が含まれているものもあります。それらの掃除道具を活用して、常にキレイな状態を保ちましょう。

ウォシュレットの修理費用の相場

ウォシュレットを業者に修理依頼する場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。メーカーに依頼した場合、出張費だけで5,000円ほどかかります。部品代金や交換代金を含めると、10,000〜15,000円ほどになります。水道業者に依頼するのであれば、5,000〜10,000円ほど。内部の修理に関しては、専門の水道業者に依頼することをおすすめします。

ただし、この金額はあくまでも目安です。修理が必要な箇所によってはこれよりさらに高くなることも考えられます。まずは、修理箇所について丁寧に説明し、必要最低限の修理を依頼することで費用を安くすることが可能です。

また、無料見積もりを活用することも費用を安くする手段のひとつです。見積もりには、作業内容とそれにかかる費用が詳しく記載されます。いくつか見積もりすることで、適正価格の業者を選べるでしょう。

まとめ

ウォシュレットの不具合を感じた場合は、まず故障を疑うのではなく電気や水道周りに異変がないかをチェックしてください。それでも不具合が続くようであれば、故障箇所ごとに対処していきましょう。定期的なメンテナンスは、ウォシュレットの故障を防ぐために欠かせません。

週に1〜2回は、ノズルを掃除する習慣をつけて清潔に保つようにしてください。ウォシュレットの部分によっては、自分で修理できないことも。そのような時には、専門業者に依頼してください。何箇所か見積もりを依頼すれば、最適な業者を選べること間違いありません。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315