水のコラム

洗濯機からの異音?気になる異音への対応策を解説

2022年04月26日  洗濯機のトラブル


生活する上でなくてはならない洗濯機。洗濯機を回している際に、普段は聞こえない異常な音に気がついたらどうしたらいいのでしょうか。洗濯機を回す度に異音が聞こえてきたら不安になってしまいますね。

洗濯機からの異音に遭遇した際、行うべき対処の仕方を知っておくと慌てることなく対応ができます。本記事では、洗濯の工程ごとの発生しやすい異音と対応策、洗濯機の交換を考えるタイミングや長持ちさせる方法を解説します。

洗いからすすぎの途中にでる異音と対応策

洗いからすすぎの途中に起きる異音として挙げられるのは、「キュルキュル」「ガリガリ」「カラカラ」「カタカタ」「ブーン」「ドタドタ」「ガタガタ」などといった音です。

「キュルキュル」という異音は縦型の洗濯機から聞こえる場合が多く、モーターの動力を駆動部分に伝導させる役目のベルトが、すり減ってしまっていることが主な原因です。すり減ってしまった場合はベルトを新しいものに交換しなければいけないことが多いため、メーカーや購入した店舗のカスタマーセンターなどに問い合わせましょう。

「ガリガリ」、「カラカラ」、「カタカタ」という金属がぶつかるような音が聞こえた場合は、振動部分にあるモーターの劣化が原因です。または、ベルトの緩みやパルセーター部分の噛み合わせがずれたりしている可能性があります。

この異音が聞こえた際は、規則的か不規則的かを確認しましょう。規則的に聞こえる場合は、パーツの交換が必要です。メーカーや購入した店舗のカスタマーセンターへ問い合わせましょう。

不規則に聞こえる場合は金属や小石などの硬いものが洗濯機内部に入ってしまっていることが多いです。気づかないうちに衣服と一緒に洗濯してしまったのが原因と考えられます。

洗濯槽の中を確認し、原因となる金属や小石などの固形物が落ちていたら拾いましょう。洗濯槽の中に何も見つからなかった場合は、回転羽根部分のパルセーターに入ってしまっているかもしれません。

洗濯機の説明書をしっかり確認して、パルセーターが取り外し可能なのかを判断し対応しましょう。

「ブーン」という異音の原因は、給水バルブの異常によって起こる可能性が考えられます。洗濯機はしっかりと給水バルブが開いていないと給水量が十分でなくなるため、給水時間が普段よりかかってしまいます。また、止水が不十分だと水漏れの原因にもなります。
早急にメーカーや購入店舗のカスタマーセンターに問い合わせをして、対処してもらいましょう。

「ドタドタ」、「ガタガタ」という異音は、ホースや線などの洗濯機周辺用品が洗濯機に当たっていたり、蛇口の水圧が強くなりすぎていたりすることが考えられます。ホースや線がたるんで洗濯機に当たっていないか、蛇口を調節してちょうど良い水圧なのかということを確認することで改善されます。

排水から脱水の途中で起こる異音と対応策

排水から脱水の段階で起こる異音として挙げられるのは、「ゴトゴト」、「カタカタ」、「ゴボゴボ」、「ポコポコ」となどといった音です。

「ゴトゴト」、「カタカタ」という異音の原因は、洗濯物を容量以上に入れすぎてしまっていたり、洗濯槽の中で衣類が偏っていたりする際に起こります。
洗濯機の容量に見合った衣類を入れることを心がけましょう。また、大きいネットにまとめて衣類を入れるのではなく、できるだけこまめに分けて、偏りが少ないようにすると改善される可能性があります。

「ゴボゴボ」、「ポコポコ」という異音の原因は、排水される過程で空気が一緒に排出されているときや自動的に排水弁が開いたり閉まったりしている時に起こります。これは、異常ではない為、少し様子を見て気になるようであれば洗濯槽をクリーニングしてみましょう。明らかに大きな音が聞こえる場合は、念のためメーカーや購入した店舗のカスタマーセンターに問い合わせてみると安心です。

洗濯機の交換を考える状態とタイミング


洗濯機に不調が見られたとき、修理を依頼するか買い換えるかで悩まれる方もいるかと思います。修理と交換を見極めは、洗濯機の保証期間と使用年数を基準にしましょう。

異音が発生した洗濯機が保証期間内であれば、修理を依頼する方が良いです。一般的に洗濯機のメーカー保証は1年間となっています。ただ、購入先によって延長サービスなどが適応されて5年程度の保証になる場合も多いです。

買い替えを検討する前に洗濯機の保証書を確認すると、買い替えの必要がなくなるかもしれません。

保証期間を超えている場合は、修理よりも買い替えをした方を検討しましょう。保証がきかないため修理するとなると高額な費用がかかってしまいます。

また、保証期間が越えている場合は部品が廃盤となっていることも多く、修理が不可能な場合もあります。その場合は新しい洗濯機に買い替えるしか選択肢はありません。

洗濯機を長持ちさせるには?


洗濯機を長持ちさせる工夫をすれば、耐用年数を超えても問題なく使用できることもあります。洗濯機を少しでも長く使うために、いくつかのポイントを抑えておきましょう。

まず、ガタつかない安定した平らな場所に設置をすることが大切です。基本的なことですが、不安定な場所に設置をすると洗濯機に負担がかかってしまい、故障の原因となります。どうしてもガタついてしまう場合は、平らになるよう調節できるアイテムを使用するのも良いでしょう。

また、寒暖の差がある場所や湿気の多い空間も適していないので避けましょう。

次に使用方法を確認し、正しい使い方をするのはとても大切です。防水や撥水効果のある衣服は、洗濯機で洗うことは推奨されていません。洗濯機で洗ってしまうと脱水時にエラーが起きてしまうなど、故障の原因となります。

油で汚れた衣服に乾燥機能を使うのも、発火の恐れがあるので注意が必要です。他にも規定の量以上の洗剤を使用すれば、洗剤が溶け残ってしまいカビの原因となります。洗剤は適正の量を使用するようにしましょう。

また、こまめに洗濯機の掃除をすることも大切です。定期的な洗濯槽の洗浄はもちろん、洗濯をした後に糸くずフィルターや乾燥フィルターのゴミをとり、綺麗にするという作業も重要です。

自身で掃除をする他にも、2年に1度程度のペースで業者に依頼して洗濯機のクリーニングをするのもおすすめです。

業者にクリーニングを依頼すると洗濯機を分解して、本体を丸ごと綺麗にしてもらえます。普段自分では手の届かないような箇所まで綺麗にしてくれるので、その後も気持ちよく洗濯機を使うことができるでしょう。衛生的に長く使用できるので、こまめなメンテナンスはとても大切です。

まとめ

洗濯機から普段はない異音が聞こえてきたら、最初は誰もがどのような対応をしたら良いのか戸惑うかと思います。

まずはどのような音なのか、その音が聞こえる原因は何かというのを考察してみましょう。音が聞こえてきたからといって、すぐに買い替えを検討する必要はありません。保証期間を確認して、対応してもらえる期間内であれば修理を依頼するのをおすすめします。

保証期間外であれば、修理代が発生してしまうことや部品が用意できないということもある為、買い替えを検討した方が良いでしょう。

洗濯機に限らないことですが、使い方次第で通常よりも長く使用することができる場合があります。正しく使用するのはもちろん、こまめな掃除やメンテナンスをすることで洗濯機を清潔に維持することも長持ちさせる大事なポイントとなります。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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