水のコラム

蛇口の修理にかかる費用は?自分でも修理できる?

2022年07月30日  水回り

通常、蛇口を修理する場合業者を呼ぶ必要があります。業者を呼べば原因の追求から修理まで行ってくれますが、費用がかかります。しかし、故障の状況によっては自分でも修理が可能です。

もちろん、分解や交換用の部品の調達等ある程度の知識が必要になります。

自分で修理したいけれど、蛇口に関する知識がないと悩む人は、以下を参考にして自分で修理ができるかどうかを確かめてみてください。

単水栓・壁付け混合水栓の蛇口修理の手順とは?

まず、修理したい蛇口が単水栓なのか、壁付け混合水栓なのか確認しましょう。蛇口1つに対して、水かお湯のみが出る蛇口が単水栓、壁に蛇口が取り付けてあって、ハンドルを左右に動かして温度を調整する蛇口が壁付け混合水栓です。

次は故障箇所に合わせて蛇口の修理を行います。また、修理の前に止水栓を閉めておきましょう。

蛇口から水漏れしている場合
蛇口から水漏れしている場合は、バルブの交換を行います。単水栓の場合は、ハンドルの下にあるナットを外してからハンドルを外して、ピンセットでケレップを取り除き。最後にナットを閉めれば完了です。

ハンドル周辺からの水漏れの場合、パッキンが劣化している場合があります。同様の手順でナットを外し、ハンドルを外したら、パッキン受けとパッキンが見えてくるので交換すれば完了です。
壁付け混合水栓の吐水口やハンドルの下から水漏れしている場合は、水栓カートリッジの交換を実施します。

壁付け混合水栓が設置してある壁面から水漏れが起きている場合は、本体ごと交換しなければなりません。レバーハンドルのネジを外してハンドルを引き抜いたら、外のカバーを外します。内側のカバーをレンチで取り外し、パッキンがある場合も取り除きましょう。

次に新しいカートリッジをセットして、内側のカバーを締めたら、修理完了です。残りは逆の手順でパーツを元に戻します。

ただし、バルブの品番については調べておく必要があります。調べ方はメーカーのサイトから製品情報をチェックしたり、サポートに問い合わせて蛇口の品番を伝えてバルブの品番を教えてもらったりすれば調べられます。

シングルレバー混合栓の蛇口修理の方法を紹介

シングルレバー混合水栓は、ハンドルを左右に動かすとお湯が出たり水が出たりする蛇口です。構成しているパーツが単水栓よりも多いので、少々複雑な作りになっています。実際に手順を確認してから、自分で修理するか業者に依頼するか検討するのがおすすめです。

シングルレバー混合水栓の場合、レバーハンドルの正面にあるキャップを取り外します。次にネジを緩めると、レバーが引き抜けるようになります。カートリッジを取り外して、新しいカートリッジを取り付ければ、交換の完了です。後は逆の手順に沿ってパーツを元に戻していきましょう。

カートリッジの交換は、ハンドルの回りにくさも改善してくれます。水漏れの症状はないけれど、ハンドルが固い場合などは同様の手順でカートリッジの交換を行いましょう。

蛇口からの水漏れが止まらないときは?具体的な対処法を解説

修理をしても蛇口からの水漏れが止まらない場合は、止水栓や元栓を閉めて被害が広がらないようにする必要があります。元栓を締める場合、家の中の水が全て使えなくなってしまう点に注意しましょう。

そして、水が止まった状態で水漏れの原因を突き止める必要があります。

水漏れの原因を調べる方法
たとえば、壁付け混合水栓によっては、ハンドルが2つあり、お湯と水が出るタイプのものが存在します。お風呂で採用されているのをよく見かけるタイプです。

ハンドルが2つ設置されているタイプの場合は、吐水口や水が流れるパイプの接続部分だけではなく、壁に蛇口を取り付けている部分や、壁と偏心間の間など、様々な場所で水漏れが発生します。

また、レバー式のタイプは、レバーの下など少し見ただけではわかりづらい場所でも水漏れが起こります。

さらに、蛇口に問題がなくても、蛇口の下にある止水栓の周辺から水漏れしているケースもあるでしょう。水漏れの原因は多岐にわたるため、一箇所だけ修理して安心しないでください。

とはいえ、水漏れが起きるのはパーツの劣化が原因になっている場合がほとんどです。劣化したパーツを交換すれば改善されるため、パーツを交換しても水漏れが直らない場合は、本体の交換時期かもしれません。簡単な修理の場合で改善されない場合は、新品の蛇口の取り付けを検討する時期でしょう。

自分で修理できる場合と業者に依頼して修理してもらう場合
過去に自分で修理した経験がある人や、原因が特定できる人、各部品の役割が分かる人などは、自分で修理できるでしょう。自分で修理しても直せる確率が高いと言えます。

反対に、原因が特定できない人や、必要な工具が自宅にない人、直せる自信がない人などは、業者に依頼して修理してもらうのがおすすめです。

とくに、工具を新しく用意してしまうだけで業者に依頼する料金よりも高くなってしまうケースもあるので、修理費用をとにかく抑えたい人は料金の比較を行いましょう。

また、いくら修理に自信があったとしても、修理内容によっては複雑な修理が要求される場合があります。たとえば、シールテープを使う修理です。

壁付混合水栓の本体の根本から水漏れしている場合、シールテープを使って修理を行います。壁から蛇口を取り外したら、本体と壁の接続部分にシールテープを巻き付けて水漏れの対処を行いますが、テープは張り気味にして根本から巻いていきます。

そして、蛇口を取り付けていきますが、蛇口を調整するために逆回しをしてしまうと、シールテープを1から巻き直さなければなりません。修理内容が複雑である場合も業者に依頼して修理を行ってもらいましょう。

修理費用の目安は?
蛇口の修理費用の目安を確認します。通常、依頼代と技術料を支払えば解決してくれるケースがほとんどです。しかし、業者によっては見積もり料や出張料が発生してしまうので、とにかく安く抑えたい人は部品代と依頼料のみで対応してくれる業者を探しましょう。

ちなみに、早朝や深夜などの時間帯に依頼すると、割増料金が発生する場合があります。もちろん、業者によっては設定していないので、業者を選ぶ際はしっかりとサイトをチェックしましょう。

料金の目安としては、部品代が約5,000円、依頼料が約4,000円なので、9,000円程度です。もちろん、専門業者に依頼するのか、水道工事店に依頼するのかでも変わってきます。

蛇口の水漏れを放っておくと?

蛇口の水漏れを放置していると、大きな水漏れにつながってしまいます。ポタポタと滴る程度の水漏れが、いつしか蛇口をひねった時と同じような水漏れになるケースもあるので、早急な対処が要求されます。

さらに、症状が軽いほど修理の手間がかからないため、費用を安く抑えられます。しかし、重度の水漏れが起きている場合だと、修理に手間と時間がかかるため、料金が高額になるケースもあるでしょう。

とくに、マンションやアパートの場合は近隣住民の人に迷惑をかける場合もあり、下に住んでいる人の天井から水が垂れてきて、家具や家電を弁償するケースもあります。

さらに、カビやシロアリが発生するリスクもありますし、水道代も高くなるので、放置だけは絶対に避けることが重要です。水漏れを放置すると被害がどんどん広がっていくため、すぐに対処しましょう。

まとめ

蛇口の修理には1万円程度の費用が必要になります。とはいえ、修理箇所によっても変動するため、詳細は業者の公式サイトをチェックしましょう。

水漏れは自分で直せるものもありますが、業者に依頼しなければ直せないものも存在します。上記の修理手順と方法を確認して、自分ではできそうにないと判断した場合は、遠慮なく業者に相談して対処するのがおすすめです。

無理して修理を行って、かえって被害が悪化すると業者に依頼した時の料金も高くなるので注意しましょう。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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