水のコラム

排水管の効果的な掃除方法は?具体的な方法を紹介

2022年07月31日  水回り

トイレの排水管は見えない箇所にあります。しかし、この見えない部分でつまりの原因になっていることは多くあります。日常でトイレ掃除はしているが、排水管までの掃除はしていないという人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、つまりの原因や効果的な掃除方法などを詳しく解説していきます。見えない部分だからこそ、清潔にしていきたいものです。この記事を参考に効果的な掃除をしてみてください。

トイレの排水管つまりの原因とは?

トイレの排水管がつまる原因は、日常生活の中で起こることが多いです。具体的にどのようなことが原因で、トイレの排水管はつまるのでしょう。はじめに排水管のつまり原因を確認していきますので、参考にしてください。

トイレットペーパー
トイレットペーパーは排水管のなかで、つまりやすい原因です。適切にトイレを流していても、トイレットペーパーの量が多いとつまります。トイレの排水管は直径75㎜、または100㎜ほどです。

この配管に大量のトイレットペーパーを流すことで、排水管のつまり原因をひきおこしてしまいます。またトイレシートや猫砂なども、つまりの原因になるため注意が必要です。少なめに使用することを心がけましょう。

異物
トイレクリーナーや子どものおもちゃなどの異物も、つまりの原因です。知らないうちに便器内に落ちていて、一緒に流れてしまうケースがあります。これらは水に溶けないため、流しても配管でつまるのです。

間違えて異物を便器内に落としてしまった場合は、早急に回収することが重要です。また嘔吐物や残飯なども、つまりの原因になるため注意が必要です。トイレに異物をあまり流さないと考えておきましょう。

尿石
尿石は、尿の成分が固まってこびりついたものです。尿石が溜まると、つまりの原因になります。尿石をそのまま放置した場合、ゴミや雑菌と一緒に配管のなかで大きな塊になり、排水管を詰まらせるのです。

尿石の塊がこびりついた場所に、トイレットペーパーなどが重なってつまるケースもあります。尿石は、なるべく固まらないように対処していくことがおすすめです。専用クリーナーで使用後に尿石を溶かしていきましょう。

節水
トイレタンクにペットボトルを入れて節水している方も多いのではないでしょうか?確かに節水効果はあります。しかしトイレの水量が少なくなることで、つまりの原因を起こしやすくなるのです。

水洗トイレで流れる水の量は、排便を一度できれいに流せるように設計されています。そのため、節水で流された少量の水はしっかり流れず、つまりの原因になってしまうのです。節約も大切ですが、修理費用が発生する場合もあるため、注意してください。

排水管の劣化や故障
排水管の劣化や故障も、つまりの原因です。長年使用しているトイレは劣化が進み、排水管がひび割れることもあります。配管の形状や設備の破損により、排水管の傾斜が変わってしまうと、うまく水が流れません。

その結果、排水管のつまりにつながるのです。そのほか長年使用している排水管には、尿石や排泄物などが蓄積されています。それらの汚れが溜まることで、つまるケースも考えられます。劣化や故障が原因のときは、新しいものに交換してください。

トイレの排水管の掃除方法を紹介

トイレの排水管は、見えない場所で複雑な形状をしているため、掃除方法が分からない方もいます。たしかに排水管がつまってしまった場合は、大変な作業です。しかし、定期的に掃除をしていくことでつまりを回避できます。

そこで、トイレの排水管の掃除方法を解説していきます。自分でも簡単にできる掃除方法なので、参考にしてください。

泡洗浄での掃除方法
排水管に汚れが溜まらないように、定期的に洗浄していくことがおすすめです。そのためホームセンターで購入できる泡タイプのクリーナーを使うと、簡単に掃除ができます。こすらずにきれいになる商品もあるため試してみましょう。

掃除方法は、購入してきた洗浄剤をトイレの便器に入れるだけです。錠剤タイプでも粉タイプでも泡が膨らみ、便器内や排水管をきれいに洗い流してくれます。汚れが気になる方は泡が落ち着いたあとに、こすり洗いをしておきましょう。

重曹とお酢を使った掃除方法
掃除の定番になっている重曹とお酢の組み合わせは、排水管の掃除にも適しています。まずは、トイレに洗面器の水を勢いよく入れてください。勢いよく入れることで便器に溜まっている水が一旦少なくなります。

そのあと、重曹をカップ1/2杯とお酢を1杯便器に入れていきます。そこに40℃〜50℃のお湯を便器の水に足していきましょう。1時間程放置しておくと、重曹が泡を発生させ、トイレの便器や排水管をきれいに洗浄してくれます。

トイレの排水管掃除に最適な掃除方法を解説

トイレの排水管掃除は、汚れの状況によって対処方法が変わります。またトイレのつまりが解消できる薬剤も販売されているため、薬剤を使用して簡単に処理できる方法もおすすめです。

これから汚れの度合いに応じた、適切な掃除方法を紹介していきます。排水管の汚れ具合を確認しながら、自分に合った方法で掃除してみてください。

軽度の汚れ
軽度の汚れに最適なのは、お湯や水の圧力を使う掃除方法になります。ここで注意しておきたいのは、熱湯を入れないことです。熱湯は、便器を破損させる恐れがあります。入れるときは、40〜60℃のお湯を使用しておきましょう。

お湯でトイレットペーパーを溶かします。お湯を入れて1時間ほど放置すると、つまりも解消されるため、おすすめな方法です。便器の水位を低くして、水やお湯をできるだけ高い所から真っ直ぐ流し込むことがコツになります。

重度の汚れ
重度の汚れは、高圧洗浄器を使う方法がおすすめです。トイレ内に汚れが飛び散らないようにシートを敷き、高圧洗浄器で汚れを落としていきます。しかしこの方法は、高圧洗浄器を新たに購入しなくてはなりません。

また、慣れていないと使いかたが難しいため業者に依頼した方が、有効な場合もあります。重度の汚れは、なかなか自分では落とせないため、業者へ依頼することもひとつの選択肢として考えておきましょう。

尿石の汚れ
尿石の汚れに有効なのは、酸性の薬剤がおすすめです。尿石除去剤や酸性洗剤、クエン酸を使うときれいになります。尿石除去剤は、尿素などアルカリ成分の汚れを落としてくれるため、尿石の汚れを落としたい場合は、尿石除去剤で除去するようにしましょう。

しかし薬剤の成分が強いため、換気をしながら使用することが大切です。また使用するときは、ゴム手袋やメガネを準備するなど、万全な対策をしてください。頑固な尿石の汚れを溶かしてきれいにしていきましょう。

つまり
排水管がつまってしまったときは、ラバーカップがおすすめです。ラバーカップの形状は、和式タイプと洋式タイプの2種類があります。購入時には注意してください。ラバーカップを使った掃除方法は、排水口にラバー部分を密着させていきます。

ゆっくりと便器にゴムを押し当てていきましょう。奥まで押し込めたら力を入れて引き上げていくことがポイントです。ゴム部分が排水口から外れないように、くり返し作業をおこなっていきます。つまりが解消できたら完了です。

まとめ

トイレの排水管は目に見えない部分であるため、一度つまってしまうと大変です。そのため、排水管がつまってしまう前に予防しておくことが大切になります。汚れに対して有効な薬剤や洗剤を使用しましょう。簡単に汚れを落とすことができ、つまり予防にもなります。

汚れが酷すぎる場合は、自分で対処することが困難になります。よごれが酷すぎるときや、つまり対策をしたのに解消されなかったときは、プロの力を借りましょう。専門業者であれば、つまりを解消してくれるだけでなく、隅々まできれいに洗浄してくれます。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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