水のコラム

トイレの水漏れトラブルの原因や対処法について解説!

2022年09月02日 


水漏れトラブルのなかで、トイレの水漏れに悩んでいる方は意外と多いのです。トイレの水漏れは放置すると、重大な被害に発展します。では水漏れを発見した際、どのような対処がよいのでしょうか。これも悩みのひとつになります。

そこで、当サイトではトイレのトラブル原因や対処方法などを紹介します。自分で修理できる工程もあるため、参考にしながら水漏れ箇所を修理してみましょう。

トイレの水漏れの要因は?

トイレからの水漏れを発見したときは、かなり焦ってしまいます。しかし、焦りは禁物です。一旦落ち着いてから、水が漏れ出している箇所を探しましょう。水漏れの要因はいくつか考えられます。

そこで、どのような要因があるかを細かく解説します。現在困っている症状を見つけることで、対処法が分かるのです。

給水管や配管の接続部分の劣化
トイレの水は、給水管と呼ばれる細い配管から流れてきます。この給水管とタンクをつないでいる場所は、水漏れを起こしやすい部分です。また、給水管の間に水を止める止水栓があり、ここからの水漏れも発生しやすくなっています。

水漏れの要因は、ナットのゆるみやパッキンの劣化がほとんどです。ナットは配管などの接続部にある部品です。そこがゆるむと隙間ができて水漏れを起こしてしまいます。また、ナットと一緒にあるパッキンが劣化しても、隙間が埋められず水漏れを起こします。

密接パッキンの劣化
タンクと便器の間には密接パッキンと呼ばれるゴム部品があります。タンクから便器に水が漏れないようにするための部品です。この密接パッキンは、長年使用することで劣化してきます。

劣化を起こすと機能が果たせなくなるため、水が通る隙間ができて水漏れが発生するのです。タンクと便器の間からの水漏れの場合は、タンクを外して作業をするという大掛かりな工程になります。自信がない方は業者へ依頼しましょう。

便器本体のヒビ割れ
便器本体からの水漏れ要因として考えられることは、本体のヒビ割れです。強い衝撃や地震などで便器にヒビが入ります。便器の素材は、頑丈な陶器でできているためあまり事例はありませんが、本体から水漏れしている場合はヒビが入っていないか確認しましょう。

万が一本体にヒビが入っていた場合は、トイレごとの交換になります。パテ埋めなどで修理は可能ですが、耐久性が弱っているため長期使用は難しいのです。便器本体の水漏れを完全に対処したい場合は、トイレごと新しいものに交換しましょう。

タンク内部品の故障
正常なタンクは流したあとに、タンク内に水が溜まり止まります。このタンク内の水が止まっていない場合は、タンク内の水漏れを疑いましょう。原因は、ボールタップの故障か浮き球の故障がほとんどです。

タンク内の真ん中付近に、ボールタップと浮き球があります。この2つは、給水管からタンクに流れる水の量を調整する役割があるため、故障しているとタンク内の水漏れが発生するのです。この場合は、部品交換で簡単に対処できます。

便器と床の間
便器と床の間から水が漏れている場合は、フランジパテの劣化が考えられます。フランジパテとは、トイレと床下の排水管の間にある部品です。このパテが劣化してしまうと、トイレと床の間から水が溢れだしてきます。

フランジがどのような状態になっているのかを確認する場合は、便器を外さなくてはなりません。この作業は、個人で修復することは大変です。信頼できる業者に相談することがおすすめです。

温水洗浄便座の故障
温水洗浄便座の故障は、ノズルから水が止まらない場合や、操作パネルの下側、便座のわきからも水漏れする事例も多くあります。温水洗浄便座の故障で考えられるのは、ナットのゆるみやパッキンの劣化、パネルやリモコンの故障など多くが考えられます。

またノズルの故障や、給水フィルターの目詰まりも原因のひとつになります。温水洗浄便座はたくさんの部品からできているため、水漏れを起こした場合は専門業者へ依頼することがおすすめです。専門知識がないと水漏れの対処ができません。

トイレの水漏れトラブルは自分で修理できる?

トイレの水漏れの原因や症状によって、自分で直せる箇所があります。自分で修理をおこなう注意点として、はじめに止水栓をとめることが大切です。止水栓を止めずに作業をおこなうと、水が止まっていない状態のため大惨事になります。

トイレの止水栓は、壁や床とトイレタンクをつなぐ給水管の途中にあります。止水栓を回すと完全に水が止まります。自分で修理をする際は、必ず止水栓を止めることを覚えておきましょう。

タンク内の部品交換
タンク内の部品でよく故障するのは、ボールタップと浮き球です。ボールタップや浮き球は、メーカーやネット通販でも購入できる部品です。部品を取り寄せれば、簡単な作業であるため、自分で交換できます。

作業前には必ず止水栓を止めてから作業に入ります。タンクのフタを開けて、レバーを回しタンクの水を出していきましょう。そのあとチェーンを外して浮き球の交換をおこないます。ボールタップの交換は、給水管のナットを緩め新しいものと交換していきます。

接合部分の劣化・ゆるみ
接合部分の劣化やゆるみの原因は、ナットがゆるんでいる場合が考えられます。この場合、モンキーレンチやプライヤーを使用してナットを締め付けていきましょう。ナットが空回りしてしまう場合は、新しいナットに交換すれば解消されます。
パッキンの劣化が原因で水漏れしている場合は、接続部分のナットを外してパッキンを交換しておきましょう。新しいパッキンを交換するときは、現在使用しているタイプと同じものを購入することが重要です。交換したら水漏れが解消されたかを確認してください。

壁掛けリモコンの電池交換
温水便座の水漏れは、原因を特定することが難しく業者に依頼することが一番です。しかし、依頼する前にリモコンの電池交換をしてください。ボタンを押しても水が止まらない、反応しないなどは、リモコンの電池切れが原因の場合があります。

リモコンの電池交換なら、簡単にできる作業なのでチャレンジしてみましょう。それでもトラブルが解消されない場合は、業者へ依頼してください。温水便座は電気系の部品が多いため、感電の危険性があります。プロに任せた方が安全です。

便器本体のパテ埋め
本体のヒビ割れの場合、基本的には本体交換がおすすめです。しかしパテ埋めで、応急処置なら自分でおこなうことができます。便器に溜まった水を、バケツやポンプを使用して汲みだします。ヒビ割れた部分に水がないことを確認しておきましょう。

完全に水が汲み出せたら、防水パテを使いヒビ割れている部分を埋めていきます。パテ埋めは、あくまでも応急処置です。新しい本体交換までの対策だと考えてください。

トイレの水漏れを修理する方法は?

ここからは、水漏れ修理をする方法を解説していきます。故障以外の水漏れの原因は、ナットのゆるみかパッキンの劣化がほとんどです。ここでは、個人で交換できるパッキンの交換方法を紹介します。

給水管パッキンの交換方法
給水管とタンクのつなぎ目にあるナットを、工具を使い外していきます。ナットが外れたら中にあるパッキンを交換してください。新しいものに交換できたら、ナットをゆっくりと閉めていくのがポイントです。最後に止水栓を開けて水漏れが解消したか確認しましょう。

止水栓のパッキン交換
止水栓についたナットを工具を使い外します。外れたら中に入っているパッキンを交換してください。次に、スピンドルを反時計回りに回して外し、新しいものに交換しましょう。交換ができたらすべての部品を元に戻し、元栓を開き水漏れが解消したか確認してください。

密接パッキンの交換
止水栓を閉めてトイレを流し、タンクを空にしておきます。接続しているナットを外し、タンクを上げ、横倒しにしておきます。密接パッキンを取り外して、新しいものと交換してください。交換できたら元に戻し、水漏れを確認しておきましょう。

トイレの水漏れ修理を業者に依頼した場合の費用目安は?

トイレの水漏れの対策は、自分でできることも多くあります。しかし、説明書を読んでも途中で分からなくなったり、大変な作業になったりと面倒です。また、電気系の部品が多いため専門に依頼することもひとつの選択肢といえるでしょう。

業者に依頼した場合の費用目安は、10,000円〜30,000円が一般的です。価格も安価でできるため、修理に不安がある方は業者へ相談してみましょう。

まとめ

トイレの水漏れは突然起こります。水漏れを発見したときは、慌てずに対処することが大切です。ナットやパッキン交換など簡単な作業は、自分でもできるためチャレンジしてみましょう。

しかし、作業が大変だと感じる場合は、無理せずに業者へ依頼することも、ひとつの選択肢ではないでしょうか。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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