水のコラム

風呂釜の交換時期はいつ?こんな症状が出たら注意!

2022年09月06日  お風呂


バスルームの風呂釜は、永久に使用できるものではありません。

電化製品や家具同様に、ある程度の年数が経過すると、徐々に経年劣化のサインが出てきます。しかし「まだ使えるから」といって使い続ける人も多くいるのではないでしょうか。

この記事では、風呂釜の交換時期や交換すべきタイミング、費用を詳細に解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

風呂釜の寿命と交換時期

環境や使用頻度によっても異なりますが、一般的に風呂釜の平均寿命は10〜15年ほどといわれています。風呂釜の耐用年数が近づいたら交換を検討してください。

メーカーの保証期間内に交換する
通常、メーカーの風呂釜保証期間は1〜2年です。有償で保証をつけるとしても、10年までしか延長できません。そのため、それ以上使い続けたとしても、メーカー側で修理することは不可能です。

保証期間内であれば、メーカーに連絡して修理を依頼できます。しかし、これからも使い続けることを考えると、安全性が高いとはいえません。長く安全に使いたい場合は、交換をおすすめします。

こんな症状が出たら交換時期

年数が経過していなくても、風呂釜に何らかの不具合が見られることもあり得ます。

その場合、修理するより風呂釜の交換を検討した方がよいかもしれません。たとえば、操作のつまみが硬くて開きにくかったり、点火時に変な音がしたりするときは、風呂釜の寿命が近づいているのかもしれません。

また、お湯が沸かなかったり、種火がすぐに消えてしまったりする場合も注意が必要です。そのまま使用を続けるなら、大きなトラブルに発展するかもしれません。修理のみで解決できないことも多いため、早めの交換がおすすめです。

風呂釜の交換にかかる費用

風呂釜の交換費用は、およそ10〜20万円です。ただし、この金額には風呂釜本体の他に工事費用が含まれるため、業者によっても価格は変動します。

また、風呂釜のタイプによっても値段は異なります。以下で、主な風呂釜タイプの特徴と費用を紹介します。

バランス型
バランス型とは、浴槽に接して設置される風呂釜のことです。比較的古い年数の住宅で使用されています。

お湯を沸かす際、ガスの燃焼に必要な空気の給気や排気を外でするため、不完全燃焼が起こりにくいという特徴があります。しかし、給湯能力が高くないため、充分にシャワー量が出ない可能性があります。

また、バスルーム内に給湯器が設置されているため、浴槽が狭くなってしまうでしょう。バランス型には、追い焚き設定ができるものやシャワー付きのものなど、種類がいくつか見られます。

バランス型の風呂釜に交換する際にかかる費用は、約6〜10万円、工事費用は4万円ほどです。

屋外設置型
屋外設置型とは、屋外に設置される風呂釜のことです。ガスを燃やしてお湯を加熱する部分が屋外にあるため、効率的にお湯を沸かせます。

バスルーム内に風呂釜がないため、バスルームを広く使うことが可能です。屋外設置型の風呂釜には、据え置きタイプと壁掛けタイプの2種類があります。据え置きタイプは浴槽から壁で仕切られた位置の地面に設置していますが、壁掛けタイプは設置場所を選びません。

多くの場合、住居の外壁付近に設置してあります。どちらのタイプも本体から空気の給気や排気して、リモコンで温度調整することが可能です。屋外設置型に交換する際は、本体価格はおよそ5〜6万円ほど、交換費用は3万円ほどになると考えられます。

設置フリー型
設置フリー型とは、給湯器と同様の構造しているバスルームのみ給湯するタイプの風呂釜です。

設置フリー型の風呂釜のタイプには、屋外設置の壁掛けか据え置きタイプの2種類あります。設置位置の制約も少なく済むでしょう。給湯器から離れた浴槽でもポンプでお湯を循環させ、お湯張りや追い焚きすることが可能です。

交換費用は他の風呂釜よりも高く、本体費用は9〜15万円ほど、工事費用は4万円程度かかります。

リフォームも検討しよう!

最近では風呂釜ではなく、給湯器が主流です。そのため、風呂釜の交換のタイミングで、便利な機能を付けたりリフォームしたりすることもおすすめです。
FF式・RF式風呂釜に交換
自宅のバランス型風呂釜がCF式であれば、風呂釜交換のタイミングで他のタイプに交換することがおすすめです。

CF式の風呂釜は、強風時に排気がバスルーム内に逆流する危険性があります。逆流する恐れがない強制排気方式のFF式や屋外設置のRF式へ交換するなら安心です。

FF式の交換費用は、本体費用がおよそ9〜10万円、工事費用が4万円ほどです。

ホールインワンタイプへ交換
壁貫通式ガス給湯器であるホールインワンタイプは、バスルーム内で大きなスペースを取ることがありません。リモコンでの温度調節が簡単にでき、シャワーの湯量がたっぷり使えるというメリットもあります。風呂釜からホールインワンタイプに交換する場合、費用は20万円ほどです。

ガス代が節約タイプのものを選べばお得になるかもしれません。

バスルーム全体のリフォーム
風呂釜を交換する時期になると、バスルーム全体も古くなっているのではないでしょうか。

水漏れは、放っておかないようにしてください。水漏れが起きているようなら、経年劣化のサインです。全体を取り替えることを検討しましょう。

リフォーム費用は、何回かに分けてするよりも、一度に済ませる方が費用が安くなることが多いでしょう。使用時の安全性や使い勝手もアップし、掃除もしやすくなります。リフォームにかかる費用は、100万円前後ほど見積もっておきましょう。

風呂釜交換の工期は?

風呂釜を交換する際にかかる時間は、交換する製品や工事内容によって異なります。

古い風呂釜から新しい風呂釜に交換
古い風呂釜から新しいタイプに交換する場合は、2〜4時間程度かかります。この時、同じ種類の風呂釜か、違うタイプのものにするかでも必要な時間は変わってくるでしょう。

風呂釜から給湯器へ交換
風呂釜から給湯器に交換する場合は、1日ほどかかります。バスルームやドアの大きさなどにより、必要な器具や器材が運び込めない場合には、さらに時間がかかります。

リフォームする場合
風呂釜からユニットバスにリフォームする場合には、1〜2週間程度かかります。施工方法や業者によっても工期は変動することを覚えておきましょう。

業者を選ぶポイント

風呂釜交換は資格が必要になるため、プロの業者に依頼することが必要です。依頼する業者選びのポイントを2つ紹介します。

料金を公開している
同じ業者に見積もりしても、担当者によって違う価格が異なるといったことも多くあります。工事費用が明確であれば、安心して依頼できます。

ホームページやチラシをチェックして、料金が公開されているか確かめてみてください。

実績が豊富
施工業者の実績や、口コミはインターネット上でも確認できます。気になる業者があった場合には、施工事例をしっかりチェックしておいてください。

このような情報を公開している業者には、安心感を持てるのではないでしょうか。実績数が多いほど、信頼度もアップします。

まとめ

風呂釜は10〜15年ほどで、寿命を迎えます。耐用年数が近づくと、操作のつまみが硬くて開きにくかったり、点火時に変な音がしたりするかもしれません。その際は、早めの交換がおすすめです。

風呂釜の交換費用は、およそ10〜20万円ほどかかります。風呂釜を交換する時期に、給湯器やリフォームにすることもできるでしょう。

また、業者を選ぶ際には実績豊富で料金を公開しているところを選ぶことがおすすめです。風呂釜は10年以上使用するもの。長く使い続けるためにも、自分にとって最適な選択をしてくださいね。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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