水のコラム

浴槽塗装で可能な範囲と交換との違いは?注意すべきポイントも併せて解説!

2022年10月22日  お風呂

浴槽塗装というリフォーム方法があることをご存知でしょうか。浴槽の汚れが取れず困っている、最近カビが発生するようになってきた、浴室の雰囲気を変えたいと思っている方におすすめのリフォーム方法です。そこで今回は浴槽塗装で可能なこと、浴槽塗装と浴槽交換の違い、浴槽塗装のメリット、浴槽塗装で注意すべき点について詳しく解説します。

浴槽塗装で可能なことは?

浴槽塗装とは実際どのようなものなのでしょうか。ここでは浴槽塗装で可能なことについて解説します。

浴槽塗装によって、まるで新品かのような状態に戻すことが可能です。長年使用した浴槽はカビや汚れが発生し購入当時のツヤが失われます。また、それらの汚れは掃除をしたとしても完全に落としきることは難しくなります。

そんな時におすすめなのが浴槽塗装です。浴槽塗装では浴槽に付着している汚れを綺麗に落とし、キズや開いてしまった穴を専用のパテで修復します。その後樹脂や専用の塗料を用いて塗装し直す作業です。浴槽塗装は他のリフォーム方法とは異なり、浴槽自体は同じものをそのまま使用し続けることになります。

浴槽塗装によって取れなくなった汚れやキズが目立たなくなり、新たなカビや錆の発生を抑えられるというメリットもあります。

また浴槽の色を変更することが可能なため、これまでの浴室のイメージをガラリと変化できます。色だけではなく塗り壁、木目、石材のような質感を演出したり、模様を付けたりすることも可能です。

もちろん、これまでと同様の色と質感がいいという方はそれも可能です。きっと購入当初の輝きを取りもどせるでしょう。

浴槽塗装と交換は何が違う?

ここでは浴槽塗装と交換の違いについて費用と工期の面から解説し、浴槽交換がおすすめの人と浴槽塗装がおすすめの人をそれぞれご紹介します。

費用について

浴槽塗装は他の浴室リフォームと比較して安価に実施できることがメリットです。実際に浴槽塗装のリフォームに掛かる費用は平均して約9.5~15万円となっています。

一方で浴槽を交換する場合には10.5~52万円ほど必要です。さらにユニットバス交換となれば、安くても50万円、高いとなんと150万円にも上ります。

これらを考慮すると浴槽塗装は高くても15万円ほどですので、安く浴室の雰囲気を一変できるおすすめの方法といえます。

工期について

浴槽塗装は他のリフォームに比べて工期が短いことも大きなメリットです。

浴室は毎日のように使用するため、工事によって使用できない期間が長いと生活に支障をきたします。しかし、浴槽塗装であれば1~3日程度で工事が終了します。一方で浴槽の交換では短いと1日で完了しますが1週間かかる場合もあるでしょう。ユニットバス交換に至っては短くても4日程度、長いと1週間ほどかかります。

工事による影響を最小限に抑えられるのが浴槽塗装のメリットです。

浴槽交換がおすすめな人

損傷が激しい浴槽や塗装しても修復が見込めないような浴槽の場合には、浴槽塗装ではなく浴槽交換がおすすめです。また、ホーロー製の浴槽で裏側がサビてしまい穴が開いているような場合にも浴槽塗装は厳しくなりますので交換するようにしましょう。

また、一日のうち長時間水を張ったままにする習慣があるような方も浴槽塗装はおすすめできません。綺麗に塗装したとしても水が染み込み、塗料が完全に定着できない恐れがあります。

そして、上記に当てはまっていない場合でも、浴槽を使用して10年から15年経過しているという場合にも、浴槽塗装ではなく交換をおすすめします。浴槽の耐用年数は10~15年と言われており、目には見えなくても劣化しています。どちらにしても数年のうちに交換することになるため、これを機に交換してみてはいかがでしょうか。

浴槽塗装がおすすめな人

先述の条件に当てはまらず、お風呂掃除だけでは取れない汚れが増えてきた方や、カビが発生するようになってきた方、古い塗装が浮いてきた方は浴槽塗装をおすすめします。

これらは交換するほどまではいきませんが、自力で綺麗にすることは難しい状況です。また、汚れが取れなくなってカビが発生するようになるとそれ以上に広がる恐れもあります。浴槽塗装することでそれらの悩みを解消できます。

また、汚れに悩んではいないけれど、浴室の雰囲気を変化させたいという方にもおすすめです。浴室は狭い空間のため浴槽の色や質感、模様を変化させるだけでも浴室全体の雰囲気をガラリと変化できます。

浴槽の清潔感を保つために5年ごとに浴槽塗装するという様に決めておくのも良いでしょう。一見問題がなくても劣化が進んでいますので、定期的にケアすることで長持ちするようになりおすすめです。

浴槽塗装のメリットは?

では他のロフォーム方法ではなくあえて浴槽塗装するメリットは何があるのでしょうか。ここでは浴槽塗装のメリットについてご紹介します。

浴槽のサイズや形状が特殊でも施工可能

浴槽塗装は例え浴槽の形状が特殊でも施工可能です。

浴室のリフォームは、浴槽のサイズや形状に影響を受け場合によっては工事自体できないこともあります。

例えば、タイル張りタイプの浴槽で埋め込み式の場合には、周囲も一緒に解体しなくてはいけません。それにより大掛かりな工事となるため工期が長引き費用もかさんでしまうでしょう。

ユニットバス交換に至っては、浴室の柱やハリの関係で工事ができないことがあります。さらに工事自体は可能でもピッタリと当てはまるユニットバスが見つからないというような問題が発生しかねません。

浴槽塗装は浴槽を塗装し直すだけですので、浴槽のサイズ、形状、浴室の構造関係なく施工できます。

廃材が少ない

浴槽塗装は他のリフォームに比べて廃材が少ないこともメリットです。

他のリフォームではこれまでの浴槽や部品を処分する必要があります。環境にはもちろん、処分費用も発生し家計にもよくありません。

浴槽塗装で注意すべきポイントは?

浴槽塗装にはメリットが多いですが、浴槽塗装を検討している方は以下の点を注意しましょう。

ステンレス浴槽は施工できない業者もある

ご自宅の浴槽がステンレス製の場合には浴槽塗装ができない可能性もあります。

ステンレスは浴槽の素材として広く使用されている種類です。しかし、ステンレスは塗装がしにくいという性質を持っています。

ステンレスは適切に下処理を施したとしても塗料が付着しづらいため、ステンレス製には塗装しないと決めている業者も多いです。一部施工してくれる業者であっても、ステンレス製では塗装後の保証はなしと決めている場合があります。

ご自宅の浴槽がステンレス製の場合には、以上のようなリスクがあることを確認したうえで、本当に塗装をするかどうかをもう一度考えてみましょう。

ホーロー製の浴槽では追い炊きができなくなる可能性がる

ホーローも一般的に浴槽の素材として使用されています。しかし、ホーロー製の場合には浴槽を塗装し直すと追い炊き機能が使用できなくなる場合があります。

塗装工事してから、「追い炊き機能が使えなくなったことに気づいた」なんてことにならないように、事前に業者に確認するようにしましょう。

そもそも浴槽塗装を施工してくれる業者が少ない

浴槽塗装は他の浴室リフォームに比べてまだマイナーです。そのため、浴槽塗装を専門とする業者自体もシンプルに多くありません。そして浴室リフォームを行っている業者であっても、浴槽塗装は引き受けていないという場合もあります。

浴槽塗装を考えている方は、業者選びの段階から苦労するかもしれないということをおさえておきましょう。

まとめ

今回は浴槽塗装で可能なこと、浴槽塗装と浴槽交換の違い、浴槽塗装することのメリット、浴槽塗装で注意すべき点について解説してきました。

浴槽塗装は日々蓄積してきた汚れやカビなどを除去し、今後発生しにくく、綺麗で新品のようなツヤを取り戻せるリフォームでした。交換に比べて安く工期も短いなどの特徴があり、比較的依頼しやすいリフォームだったのではないでしょうか。

しかし、状況によっては施工できなかったり交換の方が適していたりすることもあります。業者との相談の上、浴槽塗装を検討してみてください!

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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