水のコラム
お風呂詰まりの業者選び、料金相場や選ぶときの注意点
お風呂はその日の疲労を落としてくれる大切な場所です。よって、排水口が詰まって水が流されないと大変困ってしまいます。とくに、夏季シーズンであれば尚更でしょう。
そこで今回は、お風呂詰まりの際の業者選びの注意点、料金相場についても解説します。
お風呂の排水口がつまると起こる症状
はじめに、お風呂の排水口が詰まるとどのような事態になるのか確認していきます。
臭い匂いがする
お風呂が詰まりを起こすと、硫黄のような臭い匂いがするケースがあります。これは詰まり原因となる皮脂汚れや毛などの汚れが長い期間そのままにされていたことで腐り、雑菌が増殖したせいです。
かなり不衛生な状態といえるので、直ちに対処しましょう。
汚い水が逆に流れる危険性
詰まりのレベルにもよりますが、排水管が詰まりを起こすと水が逆に流れてしまうことがあります。
とくに面倒なのが、排水管の奥側で詰まりが発生しているケースです。詰まり位置と排水口との空間に溜まる汚い水が逆に流れてくるので、衛生的でない状態です。
元々、お風呂は身体を清潔に保つための場所。よって汚い水による汚染は免れたいところです。
自力対処ができない場合、専門家に相談して解消してもらうのがいいでしょう。
水の流れが滞る
水の流れが滞る状態は、皮脂汚れや垢、固形ソープ、毛といった汚れがへばりつき、排水管内が狭まっている場合があります。
完全には詰まっていませんが、いつ完全に詰まりを起こしても不思議でない末期状況といえます。完全に詰まりを起こすと専門業者に依頼したときに高額になってしまうので、そのままにするのはおすすめしません。
お風呂詰まり解消で業者を選ぶ際の注意点
どのような専門業者がいいのか、どの専門業者を選ばない方がいいのかという点は、素人には分からないところです。そこで、以下に業者選びの注意点を解説していきます。
業者名称と口コミのセットで検索(検索エンジン)
GoogleやBingなどの検索エンジンで「業者名称、口コミ」とサーチし、その専門業者がどんな評判なのかをリサーチしてみましょう。
トラブルのある専門業者の場合、口コミにはトラブル事例が載っている場合が多いので、あらかじめ口コミを閲覧しておくと問題のある専門業者を避けられるでしょう。
逆に高評価があれば、その専門業者を判断するひとつの指針として活用できます。小さな会社でも数件は口コミ評価が載っている場合がほとんどなので、ぜひ参考にしてみましょう。
ただ、投稿者が本当にその専門業者を使ったかはわからないので、鵜呑みにするのは危険です。
ウェブサイトに載っている口コミ評価は高いものを優先して載せている場合がありますし、反対に第三者サイトの口コミ評価では、わざと低評価に書く投稿ユーザーがゼロともいえません。
実際の名称やプロフィール、画像が載っている口コミ評価サイトだと信頼性は高まりますが、あくまでも参考レベルにとどめるのがいいでしょう。
口コミサイトだけではなく、専門業者のサイトを見てトータルで判断することをおすすめします。
業者名称と口コミのセットで検索(SNS)
Twitterやインスタなどのソーシャルメディアで「業者名称、口コミ」とサーチするのもひとつの手段です。中でもTwitterはスピード感を持って投稿できるので、口コミ評価の情報を入手しやすいので、忙しい方におすすめです。
ただ、検索エンジンと同様にそのままを信じてはいけません。とりわけ口コミ以外の投稿がないアカウントは信用できないので信じないようにしましょう。
費用相場が他業者より高額でないか確かめる
1つの業者の費用だけで判断してしまうと、その価格が適正価格なのかが判断できません。
専門業者を選ぶときは必ず複数業者に依頼して相見積もりをし、料金額を比較検討することがポイントです。
極端に高額な専門業者はやめたほうがいいですが、低価格であればいいとも限らないでしょう。
案件を確保するために見積もり上は安く伝えておき、追加で料金を請求されるケースも存在します。格安を売りにしている専門業者や、サイトに料金体系がきちんと載っていない専門業者には注意が必要です。
お風呂詰まり解消を業者依頼するときの費用相場
専門業者に依頼すると、基本料金や出張料金、作業費用、特別作業費用、パーツ代金などといった諸費用が発生します。
基本料金は、どんな専門業者も設定する料金で、この基本料金に他の追加料金がプラスされて最終的に総額が算出されます。ちなみに基本料金の相場は4,000~6,000円くらいです。
出張費用は、専門業者の事業所からのメーターによって大きく変わります。専門業者が拠点にしている同じ市・区内だと安くなる場合があります。
ただ、専門業者によっては出張できる範囲内であれば一律の額に設定している場合もあり、一概にはいえません。出張費用は3,000~4,000円くらいが相場価格です。
作業費用も内容によって大きく変わります。詰まり箇所が奥側にあったり、詰まりが重度だったりするケースは高額になる場合があります。この場合の相場額は3,000円~1万円くらいです。
特別作業費用は詰まりを改善するために特別な道具(強い薬剤、トーラーやドレンクリーナー、高圧洗浄機など各種の機器)を使う必要があるケースに必要な費用です。
強い薬剤が用いられた場合に必要な料金の目安は5,000円~1万円、トーラーやドレンクリーナーなどの機器が使用された場合に必要な費用の目安は1万~3万円です。
高圧洗浄機が用いられた場合に必要な費用の目安は1万5,000円ほどですが、集合住宅のような配水管が長いケースは10万円弱になってしまう場合もあるので、必ず専門業者に確かめておくことをおすすめします。
なお、パーツ代金は排水管などが壊れていたり取り替えが必要なくらい経年の老朽化を起こしていたりして、取り替えが必要な際に必要な料金です。
以上の諸費用をもとにお風呂詰まり改善を専門業者に依頼した場合の料金相場を踏まえると、4万円~5万円くらいが相場額になるでしょう。
ちなみに、専門業者によっては見積料金や調査費用を設けている場合もあります。見積料金は3,000円、調査費用は内容にもよりますが、8,000円~1万円ほどが相場額です。
その他キャンセル料金が発生する専門業者もあります。キャンセル料金がある場合、手配中にもっと好条件の専門業者を見つけたときに困るので、なるべくキャンセル料金を設定しない専門業者を選ぶのがよいでしょう。
キャンセル料金の相場費用はありませんが、高い料金設定をする専門業者もあるので注意が必要です。
ただ、過剰な額のキャンセル料金は消費者契約法に触れて無効になる場合もあるので、支払い前に消費者生活センターなどの機関に問い合わせることをおすすめします。
優良業者の見極め方
ここでは、修理を依頼する際の優良企業の見極め方を紹介します。
実績と経験があるか
第一の条件として、実績と経験が豊富であるかは見逃せないポイントです。開業後何年事業継続している事業者なのか、実際の現場数がどのくらいあるのかは公式サイトでも閲覧できます。
水道局指定給水装置工事事業者か
また、水道局指定給水装置工事事業者として指定されているかも重要な点です。
地方自治体からも確実な知識を有する事業者として認められている証拠であり、専門家と呼ぶにふさわしく信頼してお願いできます。
まとめ
この記事では、お風呂詰まりの業者選び、料金相場や選ぶときの注意点について解説してきました。
自分では対処できず業者を呼ぶ際には、本記事内の内容を参考にして納得のいく業者に依頼をし、満足のいく修理を実現してみてください。