水のコラム

トイレの水圧が弱いときに試したい、簡単で効果的な対策方法を紹介

2023年06月25日  トイレのトラブル

トイレを使っていると「水圧が弱くなっているかも」と感じる事があります。毎日何度も使う場所なので、ストレスなく使いたいですよね。
トイレの水圧が弱くなる原因はさまざまな理由が考えられ、放置しておくと大きなトラブルにつながる可能性もあるので、気づいたときは早めに対処しましょう。

そこで今回は、トイレの水圧が弱くなる原因や、対策方法などを詳しくご紹介したいと思います。

トイレの水圧が弱い原因

トイレの水圧が弱くなる原因はどんなものが考えられるのか、ご紹介します。

トイレタンク内の水位が下がっている

トイレの後ろにはトイレタンクがあり、汚物を流すための水がためられています。なんらかの原因でタンク内の水の量が少なくなると、水圧が弱くなってしまうでしょう。
水が流れるときの勢いが弱いと感じたときは、まずトイレタンクの中を確認して水が十分たまっているかを確認しましょう。トイレタンクの中には「オーバーフロー管」と呼ばれる管が、トイレタンクの底の中央から伸びています。

オーバーフロー管の先端付近にある水位栓よりも水面が低い場合は、水量が不足しています。部品のトラブルや異常を解消して水位を戻す必要があるでしょう。

タンクレストイレ

近年ではデザイン性やメンテナンスのしやすさから、タンクが無い「タンクレストイレ」を設置している家庭も増えてきました。

タンクレストイレはタンク式と異なり、水道管から直接、汚物をながすための水が給水される仕組みです。水道の水圧を利用して流すのですが、地域や設置場所の状況で水圧が足りない、というケースも考えられます。

タンクレストイレに交換したタイミングで「水圧が弱いな」と感じたり、新築当初からずっと水圧が弱かったりなどの場合はタンクレストイレが原因と考えられるので、水道業者に水圧を上げてもらうなどの相談が必要です。

水圧が弱くなるのはトイレつまりが原因のことも

水圧が弱くなるのは上記以外にも、トイレのつまりが原因の可能性があります。ここではトイレのどんな場所でつまりが起きるのかをご紹介します。

便器のつまり

トイレットペーパーを大量に流そうとしたり、固形物を落としたりして便器の排水口がつまってしまう場合があります。便器がつまると、排水の際に勢いよく水が流れようとしてもつまりの発生部分で水がぶつかって流れが悪くなってしまうでしょう。

水圧を戻すためには、水をせき止めている原因物質を崩したり、取り除いたりする必要があります。目に見える場所や手が届く位置につまっているものがあれば、直接手や指を使って取り出すのが一番簡単で早い方法でしょう。

排水管・排水枡のつまり

便器の排水口に異物が確認できないが、流れが悪い場合があります。そんなときは排水口の奥にある排水管や排水桝で何かがつまっているケースも考えられるでしょう。
排水桝は手が届く場所に設置してあるので、異物を除去するのは比較的簡単に行えます。

しかし排水管でつまりが起きている場合は素人では手が出せないような場所でつまっていることもあり、専用器具を使って取り外さないといけません。
業者に依頼した方がスムーズに解決できる可能性が高いので、冷静に判断した方がよさそうです。

水圧を元に戻す方法

ここでは、トイレの水圧を基に戻す方法についてご紹介します。

フロートバルブが壊れていないか確認する

トイレタンクの中には、フロートバルブと呼ばれる部品が使われています。タンク内の水が勝手に便器内に流れることを防ぐ役割がありますが、
この部品が劣化したり破損したりすると隙間ができてしまい、便器の中に水が少しずつ流れてしまうでしょう。

いつの間にかタンクの中の水が少なくなり、水圧が足りなくなる現象が起きてしまいます。

つまりを解消する

トイレタンクに異常がない場合は、排水口や排水管などにつまりが起きて水圧が弱くなっているかもしれません。
トイレがつまる原因はさまざまな理由が考えられますが、多くは自分で簡単にできる方法でつまりを解消可能です。「水まわりの設備だから難しそう」と対処を諦める前に、簡単にできる方法から試してみましょう。

自分でできるトイレつまり解消法

トイレつまりは自分で解消できます。ここではその方法をご紹介します。

お湯を使う

ぬるま湯を排水口に流し込むことで、奥にあるつまりの原因物質を溶かせる可能性があります。トイレットペーパーや便、水溶性のシートなど水に溶けるものがつまりの原因の場合は一度試してみましょう。
40~50度くらいのぬるま湯を用意し、少し高い位置から排水口に向かって流し込みます。何度か繰り返した後少し放置して、つまっているものをふやかしましょう。一時間ほど放置した後に通常通り流してみて、つまりが解消しているか確認します。

洗剤や重曹を使う

食器用洗剤や重曹などを利用してつまりを解消する方法もあります。洗剤もしくは重曹とお酢を排水口付近に流し込み、ぬるま湯を便器に注ぎ込みましょう。
30分から1時間ほど放置した後に通常通り流してみて、つまりが解消しているか確認してください。

ラバーカップを使う

トイレのつまり取りといえばラバーカップを想像する人も多いでしょう。ラバーカップ部分を排水口に密着させ、押したり引いたりを繰り返して使用します。
何度か繰り返すとつまりが取れたり、固まったつまりが壊れたりして勢いよく流れるようになるでしょう。

こんなときは業者に依頼しよう

ここでは、プロの水道業者を利用するタイミングやポイントについてご紹介します。

自分でできる方法でつまりが解消しない場合

上記でご紹介したつまり解消法を試しても効果が得られない場合は、さらにいろいろな方法を試しても効果が得られないばかりか、無駄に手間や費用がかかってしまうかもしれません。
トイレの仕組みがわからないままやみくもに自分で作業しても、水漏れや破損などさらなるトラブルを引き起こす可能性もあります。
費用を抑えるために自分で作業をした結果、余計に被害が大きくなって費用がかかるケースもあるので注意が必要です。

複数業者に相見積もりを取ろう

プロの水道業者に依頼する前に、最低でも3社以上から見積もりをもらって判断するのがおススメです。
最初に見積もりを出してもらった業者にそのまま依頼してしまうと、作業内容や費用が相場の範囲内なのか判断できません。最悪の場合は悪徳業者に法外な費用を請求されるケースも考えられます。

複数の業者の見積書を見比べて費用や相場を確認し、安い業者に依頼すれば費用も納得でき、安心して作業を任せられるでしょう。

まとめ

トイレは毎日何度も使う場所なので、快適に使い続けたいですよね。トイレの水圧が弱いかも、と感じたまま使い続けるとストレスになりますし、さまざまなトラブルにつながる恐れもあります。

トイレの水圧が弱くなったときは、そのまま使い続けるのではなくすぐに対処して不安を解消し、快適にトイレを使えるようにしてくださいね。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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