水のコラム

風呂の排水口のつまりに重曹とクエン酸を活用!異臭もすっきり解消

2023年06月28日  お風呂のトラブル

風呂の排水口のつまり問題に重曹とクエン酸を活用して解消できる汚れがあることをご存じでしょうか。
簡単にできるので、排水口掃除に慣れている人にとっては、定番の清掃法かもしれません。

そこで今回は、風呂の排水口つまりの清掃に重曹とクエン酸を用いる方法について解説します。

風呂の排水口つまりの原因

風呂の排水口がつまる原因は、毛髪によるもの、皮脂汚れによるもの、固形石鹸カスやカビなどさまざまです。
どれもこまめに清掃していないと直ちに積もって排水口の流れが悪くなるでしょう。加えて、排水口に汚れが溜まってしまうと、雑菌が増え異臭が生じます。

風呂のつまりは重曹とクエン酸も使える

風呂の排水口つまりは、重曹とクエン酸を併せて使うと滑りや固形石鹸カスといったヘドロ状態の汚れをきちんと洗えます。

準備するものは、以下の通りです。
・重曹(粉末)
・クエン酸(粉末)
・用済み歯ブラシ
・バススポンジ
・ゴム手袋
・ビニールゴミ袋
・ぬるいお湯

重曹とクエン酸はいずれもパウダー状のものを準備してください。(重度のつまりには効果を発揮しません。ご注意ください。)
排水口の清掃をする前に、粉末状の重曹とクエン酸を2:1の分量で用意してください。
(紙コップに入れておくと作業しやすいです。)以下作業の手順です。

排水口内のパーツを外してゴミ汚れを除去する

排水口の蓋を取って、目皿や排水トラップ類を取り外し、毛髪やホコリ汚れなど目立つ汚れを取り除きましょう。
排水口内も目皿箇所に付着したゴミ汚れは歯ブラシでこすって絡めとると取り除きやすいです。取ったゴミは直接ゴミ袋に入れて処理しましょう。

重曹100グラムとクエン酸50グラムをふりかけてからぬるいお湯ですすぐ

まず排水口に重曹100グラムをふりかけて、その後クエン酸をふりかけます。コップ1杯分のぬるいお湯を注ぐと発泡状態になります。30〜60分くらいそのままにしましょう。
排水口のつまり原因になる汚れが配管内で浮き出てきます。

外したパーツ類に重曹をふりかけてこすり洗いする

その間外した排水口のパーツに重曹をふりかけて歯ブラシやバススポンジを用いてこすり洗いしておきます。排水口の蓋や排水トラップ類はバススポンジで、細かな目皿類は歯ブラシでこすり洗いすると汚れをきれいに洗い落とせます。

パーツを元通りにして、排水口の流れがスムーズか確かめる

目処の時間が過ぎたら、水を流してみて排水口の流れをチェックしましょう。つまりが取れて円滑に流れはじめたら、外したパーツを元通りにして完了です。

このように重曹とクエン酸を使えば、軽度の滑り汚れや異臭などは手軽に解消できます。

排水口の強固なつまりを解決する方法

重曹とクエン酸で排水口のつまりが解決できないケースは、以下に紹介する3つの手段を試してみてください。原因として考えられるのは、毛髪のつまりか、何かの異物がつまっている場合です。
各シチュエーションで対処できる方法を解説します。

毛髪のつまりには、「パイプユニッシュ」

毛は多い人で1日100本以上抜け落ちるといわれており、その多くが洗髪の際に落ちます。よって、排水口の流れが悪い場合にまず考えるのは毛髪によるつまりです。
その毛髪のつまり問題はパイプユニッシュがあるとほぼ解消します。パイプユニッシュの有効成分は毛を溶かします。

方法はシンプルで排水口内にパイプユニッシュを決められた量で投入し、30分くらいそのままにするだけです。

最後に大量の水(お湯だとなお良し)で洗い流せば完了です。

ワイヤーブラシで引っ掻き出す

パイプユニッシュでは解決できなかったつまりの場合は、原因が毛だけでなく固形石鹸カスやホコリ汚れが溜まっているケースも考えられます。

その際は、ワイヤーブラシを用いて即物的につまり原因となっている汚れ類を引っ掻き出していきましょう。

方法は簡単で、排水口内にワイヤーブラシを挿入し、回しながら引き抜いてください。この動作を何回か繰り返して汚れを引っ掻き出していきます。引っ掻き出したあと、排水口の流れを確かめて、つまっていなければ終了です。

異物の除去には、ラバーカップを使用

トイレが詰まった場合に使う印象が強いラバーカップですが、風呂の排水口つまり問題にも応用できます。
ラバーカップは圧力をかけてゴミ汚れを吸引する仕組みなので、空気が漏れ出すことがないように、とりわけユニットバスのケースは洗面台の排水口をボロタオルで塞ぐといった対処をしておきましょう。
排水口に水を溜めてから、ラバーカップの縁から空気が漏れ出さないようにします。排水口にカップ部分をきちんと密着させたら、押し引き動作で汚れを吸い取っていきます。
つまりが解消されると水が引きます。

ちなみにラバーカップとほぼ同じ要領で解消できるのが、「真空式パイプクリーナー」です。
家に真空式パイプクリーナーを持っているという方は少ないかもしれませんが、オンラインサイトでも購入できます。

まずは、風呂の排水口の蓋を外し、排水口に真空式パイプクリーナーを押し当てます。排水口の真ん中と、真空式パイプクリーナーの真ん中を合わせるようにして、ラバーカップパーツで塞ぎ込みます。
その後、真空式パイプクリーナーが動かないように固定したあと、ハンドルパーツを押し引きする動作をして排水口に圧力をかけていきます。つまり原因を解消していきましょう。
ラバーカップと異なり、ラバー箇所を水でつかるように水かさをあげる必要はありません。水ですすぎ、風呂の排水口のつまりが解消されたか確認します。

万が一、ラバーカップや真空式パイプクリーナーでの吸引動作をし続けても排水口のつまりが解決しないケースは、配管奥側でつまっている場合があるので、業者へ依頼することをおすすめします。

日々の予防法

風呂の排水口はいっぺんにつまると面倒なので、つまりが悪化しないように日常から予防対策しておきたいところです。
以下、今日からできる排水口のつまりや汚れを防ぐ方法を解説していきます。

毛を溜めこまない

排水口の目皿に毛を溜めた状態にしておくと、固形石鹸カスや脂汚れが付いてつまりの原因となります。1回の洗髪で思ったより毛が多く抜けているので、毎回捨てることを習慣にしましょう。

直接触れたくない方は、排水口のゴミを取る用のネットや、使い捨て手袋やティッシュペーパーを使用して取ってください。

アルミホイルや10円玉を置く

丸めたアルミホイルや10円玉を排水口内に置いておくのも効果的です。アルミホイルに水が触れると金属イオンが生まれて、滑り汚れを予防してくれるという原理を利用します。

この方法は台所でも応用できる手法で、簡単に清潔さをキープできるのでおすすめです。

定期清掃をする

多少手間がかかりますが、排水口を定期清掃することが最も効果があります。週に1回程度排水口内部のゴミ汚れを取り、重曹とクエン酸を使用した、つまり解消法をするのがおすすめです。
パイプユニッシュをつまる前に予防として、定期的に投入しておくのもいいでしょう。

排水口のカビ対策

風呂の排水口内にカビ菌が発生していたら、風呂用のカビ漂白剤を使って取り除きます。漂白剤は体にとっては有害で気分を悪くすることもあるので、
作業前には必ず換気をしましょう。また手袋をしてから掃除をはじめ、ゴーグルもするとなお安心でしょう。
風呂の排水口の蓋・ゴミ受け皿・排水トラップ類のパーツを外し、カビ菌が生えている場所にスプレー噴射します。
3分〜5分程度そのままにすればカビ菌の根元まで届くでしょう。

最後に入念に洗って終了ですが、万が一カビ菌を落としきれていないケースは、繰り返しスプレー噴射してカビ菌を取り除きましょう。

まとめ

今回は、風呂の排水口のつまりに重曹とクエン酸を活用する方法やその他のつまり解消法についても解説しました。この対処をすれば嫌な臭いもきちんと落とせるでしょう。
ぜひご自宅でも実践してみてください。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315