水のコラム

実は取り外せる!?洗濯機の排水トラップ掃除で快適な水まわりを守る方法【水道職人:公式】

2025年07月18日  掃除方法


毎日の洗濯で活躍する洗濯機ですが、見えない場所にある排水トラップを掃除しないまま使い続けると、悪臭やつまりが発生します。
とくに夏場や湿度の高い季節は雑菌が活発になり、排水トラップ内でカビやぬめりが増えやすくなるため注意が必要です。
 
今回は、排水トラップの役割や、汚れる原因、ご家庭でできる掃除方法についてご紹介します。
ご家庭の水まわりを快適に保つために、洗濯機の排水口トラップの掃除をぜひ取り入れてみてください。
 

排水トラップの役割と重要性


排水トラップは洗濯機の真下や床下に設置されていることが多く、普段は目にする機会があまりありません。
 
しかし、排水トラップは配管と室内をつなぐ大事な部分であり、内部に水をためることで下水のニオイや害虫の侵入を防ぐ大事な役割を担っています。
また、衣類から出た繊維やほこりが直接排水管に流れてしまわないように、キャッチするフィルターのような役目を果たしています。
 
この小さな部品が機能を果たさなくなると、たちまち水まわり全体の衛生が崩れてしまうため、定期的な掃除とメンテナンスが必要なのです。
 

排水トラップが汚れるメカニズム


洗濯機を使うたびに、洗剤や柔軟剤が混ざった水が排水されます。
その水の中には、皮脂や泥汚れ、そして衣類の繊維くずが含まれています。
これらが排水トラップ内部に少しずつ溜まり、やがて厚いぬめりの層を形成していくのです。
 
ぬめりの中は雑菌やカビにとって絶好の住処となり、嫌なニオイを発生させます。
さらに、湿度の高い環境ではカビが繁殖しやすく、黒ずみが目立つようになるでしょう。
 
排水トラップを開けたときに、強い悪臭がしたり黒い汚れが見えたりした場合は、すぐに掃除が必要です。
 

排水トラップ掃除を怠ったときのトラブル


汚れが蓄積すると、排水の流れが悪くなり、洗濯機の排水が追いつかなくなります。
結果として、洗濯機がエラーを起こしたり床に水が溢れたりすることがあるのです。
 
また、悪臭が洗濯機周辺に広がり、きれいに洗った衣類にまでニオイが移ることもあります。
 
さらに、ぬめりに集まるダニやゴキブリの温床となる場合もあり、小さなお子様や高齢者がいるご家庭では特に注意が必要です。
 
なお、内部で固まったゴミが配管の奥まで流れ込むと、より大きなつまりを引き起こす危険もあります。
これらのトラブルを防ぐためには、定期的な排水トラップ掃除が欠かせません。
 

掃除に必要な道具と準備


排水トラップの掃除には、ゴム手袋やマスクを準備しましょう。
汚れをかき出すための古い歯ブラシや、細長いブラシも用意しておくと掃除の際に便利です。
汚れを分解するために、重曹とクエン酸または市販の排水口用洗剤を準備します。
 
排水トラップを分解する際に水が飛び散る可能性があるため、排水口まわりを養生したり雑巾を準備したりすると、作業がしやすくなります。
 
準備を整えた後は、念のため洗濯機の電源を切り、水が飛び散って困るような物は別の場所に移動させましょう。
 

ご家庭でできる排水トラップ掃除の手順


洗濯機の排水トラップを掃除するためには、まず分解する必要があります。
洗濯機の排水トラップは、洗濯機ホースの固定エルボ、目皿、封水筒、泡防止パイプ、トラップフランジの順番で構成されています。
上から順番に取り外していき、目皿や封水筒、泡防止パイプからごみを取り除き、その後に洗浄しましょう。
 
【掃除の手順】

  • 洗濯機ホースの固定エルボを取り外す
  • 目皿、封水筒を左回りに回して取り外す
  • 泡防止パイプを取り外す
  • トラップ内部にある、目に見えるゴミを手で取り除く
  • 目皿、封水筒、泡防止パイプをブラシでこすり落とし、汚れをしっかり取り除く
  • 汚れがひどい場合には、目皿、封水筒、泡防止パイプに重曹をふりかけクエン酸水を注ぎ、しばらく放置する
  • 目皿、封水筒、泡防止パイプを流水できれいに洗い流す
  • 外したときと逆の手順で取り付ける

 
この一連の作業を月に1度行うだけで、ニオイとつまりを大幅に防げます。
ただし、取り外しや取り付けの際に、トラップフランジを回さないようにしてください。
トラップフランジを回してしまうと、漏水の原因になってしまいます。
 

季節ごとのポイントと注意点


夏場は特にカビや雑菌が増えやすい季節のため、掃除の頻度を増やすことがおすすめです。
また、梅雨時期も湿度が高く排水トラップ内部が蒸れやすいので、夏場と同様に注意が必要です。
 
冬場は水が冷たく汚れが固まりやすいため、ぬるま湯やお湯を活用して掃除すると汚れが取り除きやすくなります。
 
なお、長期で家を空けるときは排水トラップの封水が蒸発しやすいため、コップを使って水を補充したりラップで覆うと、ニオイを予防できます。
 

よくある質問とトラブルシューティング


掃除をしたのにニオイが残る場合は、奥の配管に汚れが残っている可能性があります。
この場合は排水管内分の洗浄が必要です。
ただし、パイプクリーナーを使っての洗浄は、十分な量の水で流せないためおすすめできません。
わかやま水道職人などの水道修理業者に排水管洗浄を依頼した方が良いでしょう。
 
また、掃除後に水漏れが見られた場合は、排水トラップの取り付け位置がずれていることがあるので、しっかり取り付けられているか確認しましょう。
掃除中に部品を破損した場合は、漏水予防のために新しい部品に交換してください。
 

わかやま水道職人が提供する専門サポート


わかやま水道職人は水まわりのプロフェッショナルであり、ご家庭では落としきれない汚れを高圧洗浄機で徹底的に取り除きます。
つまりが発生している場合は、専用のカメラで配管内部を確認し、問題箇所を特定することも可能です。
 
お客様の中には洗濯機の排水トラップが分解できることを知らない方もいらっしゃり、弊社では高圧洗浄の際に今後のメンテナンスについてもご案内しています。
わかやま水道職人は地域密着型のサービスを展開している水道修理業者として、お客様のお悩みを親身にお伺いし、お客様が今後の水まわりトラブルに見舞われないように最善の対応とご提案をいたします。
 

快適な暮らしを守るためにできること


洗濯機の排水トラップは目に見えにくい場所にあるからこそ、汚れが蓄積しやすい場所です。
掃除を習慣化することで、ニオイやつまりを防ぎ洗濯機を長く快適に使えます。
また、水まわりが清潔になると家全体の雰囲気が明るくなり、毎日の家事も快適になります。
これからも安心して使える洗濯機と清潔な水まわりを維持していきましょう。

わかやま水道職人(和歌山水道職人) 0120-492-315

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